アサマde ブログ - 201805のエントリ
ネット時代諏訪大社、下社(春の宮)の境内の近くに正座する万治の石仏を訪れる人は多い。この石仏には神秘的な伝説がある、1660年11月1日、諏訪下社に石の大鳥居を建設する時、材料として選ばれた石である。この石にノミを入れた所、傷から血か?流れ出た。石工達は恐れをなして仕事を止めた。その夜石工の夢枕に上原(茅野市)に良い材料があると告げられ、良材と出会い、大鳥居は見事完成した・・・。石工達はこの石に阿弥陀如来を祀って頭部を付け後世への記念としたとの伝えである。全ての物事を万事治めるとの意味から、万治(ばんじ)の石仏と名付けられている。巨大な石に小さな頭部を載せたユーモラスな像だが、なぜか顔形は中東エジプトの人々を彷彿とさせる顔であり、古代ピラミット、スフィンクスを建造した遥かなるロマンの時代に私を誘ってくれる。
人類が登場し、まだ宗教を持たなかった時代、原始の人々は巨大な岩、石を聖なるものとして崇めていた。又この時代天文学は進んて?いて、古代マヤ文明に残る石の造形は宇宙と人類を精密に結んでいた。今なお深い森林に眠る聖なる石の建造物は多く、その数は何千とも推測され当時宇宙との交信が広範囲に行われていたと推測される。
私は万治の石仏が好きで、幾度となく訪れ、手で触れる度に何か大きなパワーが体内に流れる気分を味わっている宇宙からの磁波がエネルギーとしてこの石像に蓄えられているのではと思うようになった。
芸術は爆発だと語り、人類の作品を超越した強烈な造形を残した、岡本太郎もこの石像を深く愛し頻繁に足を運んだと報じられていて、岡本太郎直筆の石碑がこの近くに建立されている。推測だが宇宙からのメッセーシ?がこの石物の中に蓄えられていて、非凡な才能を持つ岡本太郎に伝わり、把握できない宇宙が造形化されていたのかもしれない。
近くを流れる、清流で水遊びをする子供達が冷えた体をこの石仏で温めていたと、近くで蕎麦屋を営む女将だ私に教えてくれた。親鳥が卵を温め、雛を翼の下で成長させる如くの優しさを持った母なる石仏でもある。
ビッグバンにより誕生した地球は45億年の歴史を持つ惑星だが、宇宙から降り注ぐニュートリノの様な極小の粒子は常に地球に降り注いで私達の体をも通過している。万治の石仏もビッグバンにより産まれ、そんな微粒子を体内に吸収し蓄えて、人々を引き寄せ、創作意欲旺盛な芸術家を介して、爆発的に宇宙を創形化して居るとの推理が沸いて来る。石工がノミを当てた時流れ出たと伝えられている血は宇宙という壮大な生命体の雫だったのかも知れない。
付記この石像を訪れる人々のために時計回りに三周し、万事治まります様にと唱えると、物事か?丸く治まると石工達の考えたアイディアが記述されている。森友、加計学園問題で国民の支持率が急落している安倍総理だが、麻生さん共々この像を訪れ三周されたらいかがだろうか、岡本太郎の芸術とは程遠い、鋭い美しさも倫理もない政治家のダーティないざこざの貧弱な話のため本題から外し付記とする。
2018年5月2日
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