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林の中からこんにちは!     わすれな草の庭にて

 わすれな草が大好きです。
ブルーのわすれな草が庭中に増えました。
初めはなかなか増えなかったのに今では庭中に飛んで、どんなに小さなものもちゃんと花を付けてくれます。

わすれな草を踏まないで庭を歩くのは無理なくらい。(大袈裟じゃありませんよ) 
私はいつも長靴ですが、いまにターシャのように素足でわすれな草の上を歩きましょう。
散歩の途中の方などに庭を見せて、と言われると嬉しくなります。
まだ途中の庭ですけれど花好き同士は一輪の花でも話が弾んでしまいますよね。
チューリップが100球以上も駄目になった上に、1番見事だったクレマチスモンタナが蕾を数え切れないくらい付けたまま1日にして枯れてしまったり、と花ショックは次々と起こりますがそれは仕方のないことですね。 自己流の庭造りに失敗は付きものなのでしょう。
 今の季節は庭でやる事が山ほどあるのに苗を見るとつい買いたくなってしまうので庭仕事はいつまでたっても終わりません。 今年は初めてルバーブやアーティチョークの苗まで買ってしまいました。 野菜は無理な庭なのに、畑のようにしないで花と組み合わせて景色になるように植えてみたいと思ったのです。
小さな苗なのに、ルバーブはちゃんと茎が赤く、アーティチョークは完全に存在感のある葉を主張しています。 
思わず苗に挨拶をしてしまうほどです。
こんにちは!なんてね。
良い苗屋さんの売り場は私にとっては美術館にいるのと同じです。
本当に様々な形の芽や葉が並んでいますよ。
細い葉や丸い葉、ギザギザはまた数え切れないくらいの種類のギザギザがあって見飽きません。本当に面白い。そこからどんな茎が伸びてどんな花が咲くのか想像がつかないような物が沢山あるでしょう。
色だってグリーンと言っても数え切れないほどの沢山のグリーンがあるし、ブルーの花にも沢山のブルーがあって、そのブルーを集めて植えるのも美しい試みでしょう。
教室のメニューがおろそかにならにように気を付けながら、この季節は庭を考えよ
う。
それにしても鳥達から私の庭はどんな風に見えるのかなあ。
昨日からはカッコーも鳴き始めて毎日朝から小鳥達が飛び回っています。気が付いたら家の中に小鳥がいた、なんていう事もありますよ。
この頃は犬の毛をデッキの手すりに置いておいても誰も持って行きません。
4月から5月にかけては、うちの犬の毛をくわえた小鳥が自分の巣に急ぐ姿をよく見かけたのに、もう子育ては終わったのかしら。
今年の春の始まりはぼんやりとして少し心配でしたが、次から次へと芽が吹き出し、葉が茂り、花が咲いていくと安心します。
もうしばらくは空気まで緑に染まった外の生活を楽しむ事にしましょう。

爽やかな季節のレシピ 豚ロース肉の新生姜焼き2人分


材料
豚ロース肉 ・・・ トンカツ用などの厚みのある物 2枚
新生姜   ・・・ 細い千切りにして大さじ山盛り 3杯くらい
塩      ・・・ 小さじ3分の1
黒胡椒   ・・・ お好きなだけ
サラダ油  ・・・ 小さじ1
バター    ・・・ 小さじ1
         
マンゴー   ・・・2分の1
バター    ・・・小さじ1
オリーブ油 ・・・ 小さじ1
塩、胡椒  ・・・ほんの少し

作り方
1,肉は一口大に切る。
2,新生姜は頑張って出来るだけ細い千切りにする。
3,マンゴーは肉より少し小さめに切っておく。
4、フライパンを熱してオリーブ油とバターを入れてマンゴーを炒め、軽く塩胡椒して皿に出す。
5,フライパンにサラダ油を足して強火で肉を焼く。
焼き目が付いたら火を少し弱めて裏返して肉に火を通し、新生姜の3分の1を加え混ぜ、塩胡椒してバターを加え肉にバターをからめる。 
6,皿に肉を盛り上に新生姜の残りを乗せマンゴーを添えて、混ぜながら食べる。

お好みでしょう油を垂らしても美味しいです。 
生姜の砂糖漬けを混ぜ込んだライ麦パンを焼いて一緒に食べてみたら、ちょっとお洒落になりました!
■閲覧数 (12237)
2007/05/31
林の中からこんにちは!    花が咲き出して

8年目でようやく咲いた水芭蕉の話を昨年書きましたが、昨年より2週間ほど早く今年も水芭蕉の花が咲いてくれました。
100年後にはうちの庭の小さな沢が水芭蕉でいっぱいになるという夢。 
今年はまだ2個だな、とその根本をジーッと見ていたら大きな葉の向こうに小さな葉が見えてそれもふたつ!これはすごい。
 
去年の倍だ。ということは、来年は8個、再来年は16個、その次は32個・・・100年後にはすごくいっぱい、ということになります。
すごいな、これは。
その頃ここには誰が住んでいるかしら。
誰も住んでいないかもしれませんね。
誰もいない林に戻っているかもしれません。
球根を食べちゃったモグラやリス、今は少し嫌われ者の猿やイノシシ、最近見かけなくなってしまったキツネも家族で戻って来ているかもしれないな。
花はどうなるかしら。
水芭蕉はいっぱいあるかもしれないけれど、ケマンソウなんて無理かな。
クリスマスローズは残るかもしれない。
水仙は多分あるな。
けれど八重咲きとか白のラッパ水仙みたいなのは駄目かな。
わすれな草はいっぱいあって欲しいなあ。
紫陽花はあるでしょう。
サクラソウやクリンソウはきっと増えて群生地みたいになるような気がしてくる。
そうなったら素敵でしょう。
元に戻る(元っていつだ?)だけじゃなくて今より美しい林になっているかもしれないなんて。
今は私の庭ですが、あまり手を入れすぎずにしかも自分らしい庭に出来たらなあと思います。 もうすぐゴールデンウィーク。
この町に人や車が増える時期です。 
何だか私達の気分も華やいでくる時季。
冬が長いんですもの。
花が咲き出すと次々に沢山咲いて、何もなかった冬の庭の景色を忘れてしまいます。
冬には、本当に花が咲くのかしらって毎年思う。(これ、ホントです)
さてさてそんなこの時期に、今回のアースデー(アースデーin佐久)に初めて参加させていただきました。
アースデーはアメリカで始まった市民の活動で地球の事を考えようというものだそうです。  でもね、あまり堅苦しく考えるよりは、みんなで何かを伝え合って仲良く出来れば自然と地球にも良いことをみんなが思い付くのではないかしら。
みんなで少しずつ知恵を出し合ったりして良い感じの地球になれば良いなあと思います。 
私はパンを100個ほどとピクルスを作って持って行きました。
チョコレートパンを見て、体に悪そー、って 言った人もいましたよ。
でもそうかなあ、そうかなあ、私はチョコレートパンって体に良さそうな気もするなあ。
甘くて美味しくて食べるとホッとした気分になれるでしょう?
そうすると元気になったりもするんですよね。
体に良い食べ物って何だろうと考えてみると、やはり健康でいられる食事ということですよね。体にも心にも良い食事。
体と心だけではなくて頭も大事です、って聞いたような気がします。
ここの教室のモットーは楽しく明るく美味しく仲良くみんなで作ってみんなでお話をしながら食べる、という事です。
このモットーは体にも良いのではないかしら。
それを少しずつ丁寧に少しずつ考えながら回りのみんなとやっていく。
今の自分の庭は自然の神様からお借りしているつもりで大切にする。
それが私にとってのアースデーかなと思います。
アースデーin佐久では皆さんがいろいろな事を伝えようとしていて、やっぱり伝えるという事は大切な事なんだなと思いました。アースデーがもっと沢山の人の輪に育っていくと良いですね。
スタッフの方達は本当にご苦労さまでした。
とにかく風がものすごく強くて、テントと中の物を飛ばされないように押さえるので忙しかったです。
それがなかったら、もう少しいろいろな方とお話が出来たかもしれません。
私のパンやピクルスを買って下さって食べて下さった皆さん、有難うございました。
もっと沢山メロンパンを焼けば良かった。
子供達ってメロンパンが好きなんですね。
私も大好きです!

今日のレシピ      タケノコも入ったピクルス


ピクルスを売っていたら、どうやって作るの?とか美味しく出来ない、とか話しかけて下さる方がけっこういました。
ピクルスと言えば、ハンバーガーに付いてくるキウリのピクルスを引きずり出して残す子供を思い出してしまいますよね。
ピクルスは美味しく作ればとても簡単で便利だし体に良い食べ物です。
いろいろな野菜で作りましょう。
根菜も入れましょう。

ガラスビンにいろいろな色や形の野菜を詰め込めば、眺めるだけでも楽しくなりますよ!   もちろんキウリだけでもOKです。
今回は季節柄タケノコを茹でて加えてみました。
ピクルスが美味しいとやっぱりハンバーガーを作りたくなります。
ヨーグルトと蜂蜜を入れたライ麦パンを焼いて大きなハンバーグを挟みました。
ローズマリーを飾って。
明日も食べたいな。

材料
キウリ     1本
新タマネギ   半分
赤ピーマン   半分
レンコン    1節の半分
タケノコ    4分の1個
漬け汁   
リンゴ酢     1カップ
(他の酢でもOK)
水         1カップ
塩         小さじ1
砂糖        大さじ3
(私は蜂蜜やメープルシロップを混ぜます)
黒胡椒、ローリエ、ローズマリー、クローブ、赤唐辛子、オレガノなどお好きなハーブ

作り方
1,野菜は食べやすい大きさに切り、レンコンはさっと茹でる。
2,漬け汁の材料を鍋に入れて煮立たせ冷ましておく。
3,瓶に野菜を入れ、漬け汁を注ぐ。
■閲覧数 (12187)
2007/04/28
 明け方春雷を聞いた。
夢ではなくて本物の春雷。
明け方の雨と春雷。
8時にはもう何事もなかったかのように空は晴れて、小鳥達が枝えだを飛び回っています。
春雷が好きです。
春雷という音の響きも良いし、さあ春なんだって空の神様に言われたみたいな気持ちがします。
春雷は3月の季語だけれど、やっぱり3月に鳴ったな、と思う。
ここにも春が来るのですね。
 今年は雪と氷が少なくて、いつもよりも早く雪の下から庭が出てきてはいました。
 それでもやはりなかなか春の仕事をする気になれず、ようやく始めたところでした。
すごく良いタイミングで春雷が鳴って、私もついに頭と体が自然の流れに溶け込んで春が来たのが分かるようになったんだ、なんて一人で感心した朝でした。
庭の事を始めてみると雪の少なかった花壇でモグラかネズミにチューリップの球根を食べられてしまってがっかりしていたのですが、思っていたほどではなくてちょっとホッとしました。
それにしてもいくつくらい食べたのかなあ。

庭一面を覆っている昨秋の落ち葉を庭のあちこちでどけてみると、今年もわすれな草がいっぱい増えている事が分かってすごく嬉しい。   ふうろ草やたいつり草の小さな小さな新芽も出てきています。
すごく小さな芽や葉が、それが大きく育って花を咲かせた姿を思い出させてくれてうっとりしてしまいます。
本当に冬が終わって春や夏が来るんだなあ、美しい花が咲くんだ、と胸が高鳴ってくるのです。
だって不思議ですよね、毎年枯れて何もなくなった地面から美しい花が咲いてくるのですから。
庭がいろいろな事を教えてくれたり感動させてくれたり、庭というものがこんなに奥が深いとは知らなかった。
庭を育てることは私にとって、とても大変な事ですがとても素晴らしい事だと思えます。
ターシャチューダーはだんだん庭をもとの自然に戻そうとしていると聞いて驚いています。
あんなに素晴らしい庭を育てたのに。
きっと自分の生が終わりに近づいていることの自覚と結びついているのだろうと思います。
すごいなあと思う。
きっと自分も庭も自然に戻っていくのが良いのだと感じているのではないかしら。
私もそれが良いな。
自然に消えていくのが。
生きている間は一生懸命に心を込めて育て、消えるときには自然に消えていく。
 そんなこんなのうちの庭にもようやく蕗のとうが出てきました。
でもたったふたつだけだから食べられないな、見るだけ。
たくさん採れる友人にもらった蕗のとうでさっそく美味しい物をいくつか作りました。
このところ教室では春のメニューで、茹で野菜をよく食べるのですが、そのソースにもなりました。 好評でホッとした。
昨秋の11月にいただいた白菜はまだ美味しく食べ続けているのですが(すごいでしょ!)、世の中は春野菜の季節になったのでいろいろ買って食べます。
ただ蒸したり茹でたりしただけで美味しいし、色が本当に美しいのが驚きです。
春人参って聞いただけで可愛いですものね。
春というのは、いろいろな事を明るく軽やかにしてくれる季節だな、と感動させられます。
私は冬が好きだったんだけれど、信州に住んだら春の喜びを知り春が好きになりました。
大切に過ごしたいな、春。

春のレシピ   〈蕗のとうのおにぎり2種〉


1,蕗のとうの天ぷらを作る・・・小さい物はそのまま、大きな物はざく切りにしてかき揚げ風にする。
それを具にしておにぎりにする。
2,蕗のとう味噌を白いご飯に混ぜておにぎりにする。



☆蕗のとう味噌の作り方
(1)蕗のとうは粗みじん切りにする。
(2)ゴマ油で炒める。
(3)味噌、みりんを加えてよく味をからめる。

両方作ると美味しさが増します。  食べ過ぎにご注意!


■閲覧数 (12537)
2007/03/31
 林の中からこんにちは       <冬は終わるのか>

 まだ2月なのに高度1000メートルの我が家の庭に雪がありません。
雪と氷がほとんど消えて、まだ見えちゃいけないのかもしれないクリスマスローズの蕾をみつけてしまいました。
毎年私達は長い冬を、忘れるほど待ってから雪と氷が融けます。そして前の秋の落ち葉が先ず見えてきて、雪の下でペタッとしてしまった落ち葉をそっとめくると地面の中からクリスマスローズの白い蕾が出てくるのです。

次から次へと白い蕾が俯いたように出てきて毎年感動してしまう。
それが今年はもう水仙の芽も見つけました。
毎年クリスマスローズの蕾を雪の下から捜す嬉しさを思い出します。
でも今はすごく嬉しいという感じがしません。
早過ぎるんじゃないかと少し心配になってしまう。
次に小さいけれど大切な花壇を見たらチューリップの球根の皮が散らばっているのを発見してショック。
誰かがチューリップの球根を食べちゃったに違いない。
あーあ、何個食べたのでしょう。
何色を食べたんだろう。
あんなに色の配置に悩んで埋めたのに。
仕方ないですね、全部ではなさそうなのでまだましだと思う事にしよう。
イノシシだったらもっと大きく掘られるはずだからイノシシではないな。
こんなに早く雪と氷が融けた事がないのですけれど、もう春の事をした方が良いのかしら。
花が早く咲き出すのでしょうか。
そして梅雨。
そして夏も早く来るのでしょうか。
そしたら秋も?私達は毎年冬眠のように長い冬をじっと我慢しています。
そしてついに春が来たんだ、と感動するのですが今年はどうしよう。
このまま何となく春になるのかな。
地面の中とか山の木々は春の支度は出来ているんだろうかと心配になります。
葉や花の準備は大丈夫なのだろうか。
人間は厚いコートを脱げばすむけれど、自然は大丈夫なんでしょうか。
地球温暖化という言葉が急激に自分の肌にくっついてくるようです。
じゃあどうしたら良いのか。
私達にも出来る事は多分あって、それはきっと小さな事でしょう。
ストーブやクーラーの温度を1度か2度気にするだけでもすごいんじゃないかしら。
少しづつでも気にしていたらそれが大きな変化に繋がって行きそうな気がしますよね。
ペットボトルや食品トレーなどをスーパーマーケットの入り口で専用の大きなカゴに
放り込む時、こんなに?っていつも思う。
こんなにペットボトルを使わなくても良いんじゃない?こんなにトレーがなくても済むんじゃない?って思いますね。
このあいだドライブの時に古い魔法瓶に朝のコーヒーの残りを入れて持って行ったら、なんだか懐かしくて美味しいような気がしたな。
ちょっと魔法瓶くさいの。
コンビニエンスストアできれいなトイレを借りた時にはつい飲み物を買ってしまうのは仕方ないと思いますけどね。
クリスマスローズの蕾を庭で見つけたらこんなに庭とも花とも違う方へ話しが繋がってしまった訳ですね。
寒い冬が早く終わりそうなのに、ただ喜んでばかりもいられないんですね。
なんとか良い感じの地球にならないものかなあ。
私のチューリップはいったい何色が何個咲くことやら。
地球も花壇も上手く行くと良いんだけどなあ。
なんて考えながらコーヒータイムのお菓子も重要です!

今日のレシピ     <メープルシュガーのバナナケーキ>


バナナケーキはみんな大好きなのでよく作ります。   
バナナって本当に、美味しくて安くていつもあって、えらい!と思います。    
メープルシロップも使いますが、メープルシロップをドライにして粉状にしたメープルシュガーを使うと、液体よりも作りやすいのでお薦めです。
香りも素晴らしく、お菓子がしっとりと仕上がります。
メープルシロップはなぜかカルシウムを含みカリウムもあって、独特の魅力を持つ自然の恵みだとつくづく思います。
高価だしちょっと重いので白砂糖と混ぜて使います。

材料
バター・・・・・・・・ 80グラム
白砂糖・・・・・・・・・60グラム
メープルシュガー ・・・20グラム
全卵・・・・・・・・・ 2コ
バナナ・・・・・・・・・大1本
薄力粉・・・・・・・・・80グラム
ベーキングパウダー・・・小さじ2分の1

作り方


1,バターを温めて柔らかくしたら白砂糖、メープルシュガーを加えて混ぜる。
2,ほぐした全卵を加えて空気を入れるように混ぜる。
3,潰したバナナを加え混ぜる。
4,粉とベーキングパウダーを加えて練らないようにさっさと混ぜて型に流し入れる。
5、160度に予熱したオーブンで40分くらい焼く。 
■閲覧数 (12281)
2007/02/28
  犬が目を覚ました気配で私も目が覚め窓の外を見たら、林の木々の向こうで朝日がオレンジに輝き黒い木々と地面の白い雪、美しい朝でした。  嫌なことがあっても空や木々は美しいままでホッとします。
東の林がオレンジ色。
動物が来ていないかなあ、と見回してもリスくらい。
他になにか来ないかなと思って見ているうちに、空の下のオレンジが消えて空の上がブルーに変わりました。
 風が少しあるけれど、あまり寒くない朝です。
ストーブを付けたら10度で、これは暖かい方です。
 今年も雪と氷が少なく、つららももう消えてなくなりそう。
うちの軒に毎年必ず長いつららが下がる場所があるけれど、もうほとんど融けたり落ちたりしてしまいました。
犬がデッキに出たがります。
 犬がデッキで昼寝をしたがるという事は、雪も氷もなくて日が当たって寝心地が良いということです。
2月はどうなるのだろう。
楽な方が良いけれど、ここの冬が楽だとなんだか不安になってくるのが不思議です。
教室に来てくれる方達の為に雪の庭に作った小径が茶色です。
土と草の色です、雪の白じゃなくて。
そしてもうバレンタインのチョコレートのお菓子を焼く日が来てしまいます。 
1月の教室ではおせちに飽きた頃だから、とメニューを中華風にしてみたら、ほとんどの若い人達はおせちを食べていないと聞いてびっくり。
この町の若い人の仕事はお正月忙しい場所が多いということもあります。
信州のお正月といってものんびりと炬燵でおせち料理を食べられる人ばかりではないのです。
つい、お年寄り中心で、昔から変わらない暮らしをしているようなイメージがありますが、そんな事はないので今年の年末はおせちの教室にしようと今から決めました。 
お正月におせち料理を食べなくてはいけないということもないのですが、お正月にいつもと同じというのは寂しい気持ちがします。
おせち料理といっても豪華な物じゃなくて、家で出来る物をいくつか準備すれば良いのですもの。
おせちの中には体にも良くて、昔からの人々の健康や家庭の平安への願いや思いが入っているのですから若い人達には伝えたいなあと思うのです。
今から年末が楽しみです。
毎年2つか3つずつ伝えたら誰かしらがそのうち10コくらいは覚えるかもしれません。
私のことなどまったく知らないどこかの子供が30年後くらいに、ここで覚えた簡単なおせちを食べてカルタでもしてお正月を楽しんでくれたら最高だなあ・・・
まず何にしようかな。
いきなりニシンの昆布巻きじゃだめかしら、美味しいんだけれどなあ。
私だっていつもはパンやコーヒーが大好きですけれど、昔からの日本食は大切にしています。
 そうそう、年末に漬けた沢庵はどうにか美味しく出来ました。
すごく嬉しくてパンの時にも黄色い沢あんをもりもり食べてしまいます。
なくなったらどうしよう。
野沢菜はまだまだ修行が足りないな。
しかたない、気長に行きましょう。
みんなが難しい、って言ってるし。(なんてね!)
スローライフという事はそもそもイタリアから出てきたらしいけれど、簡単に言えばゆっくりやりましょう、ということでしょう。
 とりあえず野沢菜とはじっくりと付き合おうと思っています。
 野沢菜、ってただの漬け物なのに存在感あるなあ、えらいなあ、と思う今日この頃です。

   冬の暖かレシピ
 まだまだ大根と白菜をひたすら食べ続けています!
どうして飽きないのかと思うけれど美味しいなあ、大根も白菜も。
今回は白菜メニューです。
シチューなのに豆腐を加えた所が自分としては気に入っています。
豆乳を使わないのに豆腐のおかげで体にも優しいシチューになりました。
ご飯にもパンにも良く合いますよ、どうぞ試して下さいね。

白菜を使った白いシチュー (2人分)

材料
白菜   ・・・ 4枚
豚挽肉  ・・・200グラム
タマネギ ・・・4分の1コ
セロリ  ・・・5センチ
エリンギ ・・・2本
豆腐   ・・・3分の1丁
水    ・・・1カップ
牛乳   ・・・2カップ
バター  ・・・大さじ2
薄力粉  ・・・大さじ1
塩、こしょう、ガーリックパウダー

作り方


(1)白菜はさっと茹でる。(古くて柔らかければ茹でなくても大丈夫)
(2)タマネギとセロリはみじん切りにして挽肉に混ぜ、塩と胡椒も加えて良く捏ね4等分し俵型にする。
(3)ロールキャベツのように白菜で肉を包んで巻いて鍋に並べ、水を入れて蓋をして蒸し焼きの様に煮る。
(4)白菜ロールが柔らかく煮えたら粉とバターを入れて粉を溶かし牛乳を加え、エリンギも加える。
(5)とろみが出てきたら豆腐も加え火を弱くして、塩、胡椒で味を整えて好みでガーリックパウダーで仕上げる。
■閲覧数 (12372)
2007/01/31
 林の中から      


冬のはじまり


 この町に冬がやって来ました。
雪も積もらないし、今年はいつまでも秋だな、と思っていたのですがやっぱり冬が来たらしい。
車のタイヤも冬用に替えました。
 まだ秋の頃、久しぶりに駅のホームで電車を待っていたら、帽子を被った男の人が隣で浅間山を眺めていました。
この人は旅行者で、そんな話しが始まりました。
朝の駅で浅間山に見とれているのは大体旅行者です。
楽しそうなご旅行だな、と感じながらおしゃべりをしていると階段を下りてくる人が目に入りました。



この人は土地の人です。
師匠と同じくらいのお年のきりっとした女性。
その人はすぐに私に話しかけてくれて、頭の良さそうな目をした落ち着いた人でした。
思った通り野沢菜を毎年漬けているらしい。  
 何だかすごく習いたくなって、12月ですか?と聞くと11月末だ、と。
その方はお宅の場所や電話番号まで教えて下さって、隣にいた男の人からも良かったですね、なんて言われて電車を降りる頃には私も手を握らんばかりに別れたのに・・・それなのに、私はまだ電話もしていないどころか、野沢菜もひとりで漬けてしまったのです。
せっかくお願いもして、自分で美味しく漬ける自信があるわけでもないのに、亡くなった師匠にも申し訳ないし、とグズグズとしてしまい、そのうち野沢菜をどっさり届けていただいて、ついひとりで漬けたのです。
野沢菜を桶にぎゅーぎゅーと詰め込んでいると師匠のお顔が目の前に浮かんできて、もっと入るよ、と言われているみたい。   
それでまた野沢菜をぎゅーぎゅーと詰め込んで、塩や昆布や唐辛子も入れ、重しを乗せて重しが足りなそうなので、大きなカボチャもふたつほど乗せたりしたら肩の荷がちょっと下りた感じがしました。多分、師匠が隣にいて笑っていると思います。
塩が足りているか心配。
まだまだ新米ですが、美味しく浸かると良いなあ。
先ずは水が順調に上がってくれれば一安心なのですがね。
 さて次の問題は駅の方です。
なんて言おうか、とにかく伺わないと。
 美味しいパンを焼いて、持って行って何かしら教えていただいて来よう、と思います。
パンなんて召し上がるでしょうか。 
どんなパンが喜ばれるかしら。
 その人も体の小さなおばあさんだったなあ。
 とにかくそんな風に野沢菜も漬け終わり、すっかり冬の気分になったという訳です。
それにしても野沢菜ばかりでなく、クリスマスリースだってやっと作ったばかりなのに、もうクリスマスも終わってしまったけれど、片付けるなんて残念過ぎて出来ないし、相変わらずちょっとずつ遅れて時間が過ぎていくようです。
 お正月の事を考えなければと焦りつつ、もう1本ブッシュドノエルを作りたいし食べたいな、なんて思っているスローな今日この頃です。 都会に住んでいる頃は、周りに売っている物で季節も入れ替わっていた感じがしないでもないな。
 皆さま、どうぞ佳いお年をお迎え下さいね。





 冬の暖かレシピ       赤かぶのスープ
 

 畑からどっさり届いた冬の野菜のひとつが赤かぶ。
お料理をしていても楽しい野菜です。(赤いから)周りがグリーンを帯びた白なのに、ふたつに切るとパッと赤くてハッと思う。
 何個切ってもハッと思う。
本当に野菜は驚かせるし、美しいなと思います。
 ロシア料理でボルシチという美味しいスープがありますが、その特徴はロシアのビーツという赤かぶを入れた赤いスープという物です。
そんな事を思い出したので(ロシアに行った事がある訳じゃないけれど)、たいていはさっぱりと甘酢漬けなどに使う日本の赤かぶを肉と合わせて暖かいピンク(じゃないな、うっすら赤い)のスープにしてみました。











 材料  
 
  2人分   赤かぶ  ・・・ 1個
豚肩ロース・・・200グラム
大手亡豆(小さな白インゲン豆)・・・大さじ2くらい
トマトの水煮 ・・・400グラム缶の3分の1くらい
水・・・2,3カップ
ブイヨン・・・小さじ2杯くらい
塩・こしょう


作り方
1,赤かぶは、堅いので厚めに皮を剥いて縦に半分に切り、寝かせて1cm幅に切る。
2,肉は一口大に切る。
3,鍋にサラダ油をひき、肉をこんがり焼いて1,を加えて
炒め、水とブイヨンを加え、トマトも加え、豆も加えて煮る。
4,全体が柔らかく煮えたら塩・胡椒で味を整える。
■閲覧数 (12235)
2006/12/27

冬はまだ



 もう12月に入るというのに暖かくて、まだこれは山の冬ではないな、まだ秋なんだな、と思う今日この頃なのですが、林の中の色はやはりだいぶ変わってきました。
あんなに美しかった黄や赤の葉もほとんど落ちて、美しい吹き寄せの様な落ち葉の道が茶色の世界になってきたのです。




 目を上に上げると、全部葉の落ちた木々ばかり。
あとは樅の緑と枝ばかりの林の中になりました。この秋は紅葉が美しく長く楽しめたので文句はないのですけれど、次はいよいよ長い冬だな、低い気温と氷と雪がやってくる、という覚悟が必要な時期です。
 浅間山は頂上の辺りがほんの少し白いけれど、真っ白な美しい冬の浅間山になるには少し時間がありそうです。
 長い冬が来たら大変な事もありますが、真っ白な山の美しさや、それが夕焼けでオレンジ色に染まる感動、透き通った空気の緊張感は冬でないと味わえません。
このところ腰や腕、指の先などがこるなあ、と思っていたのですが、多分薪を運んだり重い野菜を運んだりするからでしょう。でもせっせと薪を運んで家の中を暖めるしかないですね。
誘われた畑でどっさりといただいた野菜と格闘したこの数日間。教えていただいた通りに保存しようとするだけなのに、すごく要領も悪いし時間もかかってしまい
ます。
 亡くなった私の野沢菜の師匠やたくさんの信州の女性達は皆こうやって働いてきたのだなあ、と畑を耕した訳でもないのにつくづく感じます。そろそろ野沢菜、どうしようかなあ。信州じゃなくても私の憧れの、アメリカに住んでいるターシャ・チューダーの働き方といったら、寝る時間もないんじゃないかしら。ターシャは有名な絵本作家なので絵を描くし人形も作ります。機織りや編み物も。それも自分で作ったロウソクの火で。私だったら直ぐに眠くなってしまうでしょう。あー本当にターシャ、って素晴らしい。労働と芸術と。私はと言えば、この頃冬になると、冬眠じゃない?って聞かれるくらい。田舎の冬は、夜眠くなるのですよ。私達にとって9回目の山の冬、いっぱい働いて冬の美しさを楽しまなくては!なんて反省しつつ、大根や蕪の茎は堅めに茹でて冷凍庫に入れようとしてもとても入りきらないし、アイスクリームを食べてしまわないといけないんだ、とか何だか忙しいな。
 とにかくこれからうちは毎日、白菜と水菜といろいろな種類の大根を美味しく食べるのです。有り難いなあ。きうりがちょっと食べたいな、なんて思ってもしばらくは止めておきましょう。
カレーにも大根を入れると聞いてやってみたら、その美味しいこと。
これからはうちの定番のカレーになりそうです。
こんなに沢山の聖護院大根を手にしたのも初めてですが、さっそく千枚漬けに挑戦です。
高価で珍しい食材だった野菜がまた一つ身近なものになって嬉しくて仕方ありません。
千枚漬けがお腹いっぱい食べられるなんて凄い事ですよね。また紅カブと緑のおろし大根の色の美しいこと。甘津漬けや大根おろしで毎日食べています。
今年は大根が採れすぎて処分すると聞きましたけれど、もったいないなあ、どうにかならないかしら。
自分で大根を畑で引っこ抜くなんて初めてだったので、嬉しくて沢山とらせてもらいました。
大根が地面から持ち上げたように突っ立っているのがユーモラスです。どうやって抜けば良いですか?とお聞きすると、ただ引っこ抜けば良い、と。
良いなあ、こういう返事。
途中で割れたりしたら悪いなあ、とかここで自分がひっくり返ったら恥ずかしいと
か、まあいろいろ思ったけれどとても楽しかったです。
ただ、沢山の大根を冬の間食べるために土に埋めておきなさい、といわれたのが私の庭は凍ってしまうので困ったな。
そして白菜。
ひと月ほど日に干してから保存するように、と言われてまた
困ったな。
何故かというと猿が来るんです。
猿は白菜で遊ぶのです。
猿が白菜を抱えて庭にちぎってまき散らして遊ぶ、なんて聞くとちょっと面白いけど、大変。
 イノシシも来るしクマだって来るかもしれない。
私は干し柿も家の中に吊しているのです。  窓辺の飾りで可愛いけれど、白菜や大根は今のところ家中にごろごろしています。
 次の教室の時に皆で切り干し大根でも作ろうかしら。
洋風クリスマスメニューの中に、大根や白菜を素敵に入れられるように思案中です。
楽しみだけれど、上手く行くかしら・・・





 秋の暖かレシピ
  
今ちょっと流行っているらしい豆乳でスープを作りましょう。
ご飯でもパンでも良く合います。
豆乳は体に良いけれど臭いがちょっと、という方もカレー味にすると美味しく食べられます。
大根をたくさん入れて、美味しくて暖かいスープをたくさん召し上がって下さいね。
簡単ですぐ出来上がるし、老若男女、皆さん召し上がれると思います。
一緒に食べるのは勿論白菜のサラダ!シャリシャリと食感も良く中華ドレッシングなど、お好みの味でお試し下さいね。





豆乳の大根カレースープ     2人分くらい


 材料  
   
骨付きチキン ・・・ 300グラム
タマネギのみじん切り ・・・ 2分の1個
大根(一口大) ・・・ 2分の1本
白インゲン豆(茹でて) ・・・ 2分の1カップ
豆乳 ・・・2,3カップ
コンソメの素 ・・・ 小さじ2杯
カレー粉 ・・・ 大さじ1
薄力粉 ・・・ 大さじ1
バター、塩、こしょう

 作り方
1,鍋を熱してバターを入れチキンを焼く。
2,タマネギを加えて炒め、大根も加えて炒める。
3,軽く塩こしょうして、カレー粉、薄力粉も加えて炒め、豆乳を入れる。
4,コンソメも加えて煮て、大根が柔らかくなったら豆も加え、塩胡椒で味を調える。
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2006/11/30


秋の中で


 今朝はお天気が悪いのに素敵な朝だった。   窓辺に差してある野ブドウの枝を、なんて綺麗なんだろうと眺めながら窓の外もぼんやり見ながら朝ご飯の後片づけをしていたら、目の前のズミの木の地面から1メートルくらいの所の幹にあかげらが飛んできて何か突き始めたのです。 あかげらはキツツキなので、こんな朝から穴を開けるのかと思ったけれど、そうではなくて虫でも食べているらしくて、つんつんと少しずつ移動している。目の前で、しかもいろいろな角度からあかげらを観察できることになってしまいました。
いくら図鑑や絵葉書で見たって、やっぱりこんなに目の前に来てくれたらすごいなあ、と感激でした。
私の料理教室に来てくれている方の中にも鳥が好きで移住してきてしまった人がいますが、こういう感動をしているうちに移住することになったのかもしれない、と初めてそういう方の気持ちを近くで実感出来ました。   
そういう移住も素敵だな。私はあかげらが大好きです。      
青い空と緑の木々の中で、黒と白に赤のアクセントが入ったこの鳥はとても目立って、デザインしたのはやっぱり神様なのか、とまたしても信仰のない私が神様がいるような気分になるのですよね。
 あかげらやムササビ、キツネ。
猿やクマも生きているこの町で暮らせるこ
とは幸せだ、と感じてしまいます。
猿やクマやイノシシは生活の被害を受けることもあり困っている人もいるので簡単に嬉しがっている訳にはいきませんし、この町でも様々な取り組みがされてはいますが、誰もが納得もして迷惑もかからないというような解決はなかなか難しいようです。
 私もつい3,4日前に暗くなりかかった林の中で、クマだ、と思ったら猿だったという緊張の一瞬がありましたっけ。(うちの犬は30メートルくらい前からちゃんと興奮していましたよ)    
 今月の初めにはこの町で、アジアでの開催が初めてという国際クマ会議が開かれ、世界45カ国から320人以上の研究者が集まりました。
10年前に亡くなった私の友人のカメラマンの撮った美しいクマの写真がその会場に展示されたのですが、アラスカの大自然の中のグリズリーは幸せそうで威厳があり、とても美しかったです。     
 この狭い日本の山の中でツキノワグマが豊かに生きていくことの難しさをつくづく思わされます。
 人間も動物ものびのびと暮らして行けたらどんなに良いだろうと心から思います。
クマの好きなドングリが今年は少ないと聞きますが、有り難いことに私達がささやかに喜べるほどの栗やきのこは去年よりも沢山採れました。
 この1週間くらいの間にこの辺りは急激に秋が深まって、私達は今、紅葉の中で暮らしています。
紅葉の時期や色の具合は毎年違うのですが、今年は朱の鮮やかさを感じます。
 大木に絡まるツタに始まって、我が家のデッキの桜もだいぶ葉が赤く染まって落ち始めています。
家を建てる時に大工さんが切ろうとしたのを残してもらってデッキに穴を開ける形で生き残った桜の木ですが、気が付いたらずいぶん大きくなって春は薄いピンクの小さな花をいっぱい咲かせ、秋には真っ赤な葉で1年の最後を締めくくって私達を楽しませてくれます。
 まだ霜も降りていない今頃は、夏から楽しんできた1年草も咲き残っていて、庭が紅葉と落ち葉とで不思議なハーモニーです。       もう少しすると急に気温が下がる夜が確実に来て、一夜で一年草がさーっと枯れてしまい、長い冬へと季節が移っていくのです。
 土がどんどん硬く凍り付いてしまう前に球根を埋めたり、花の終わった鉢の土を出しておかないと大切な鉢が割れてしまいます。     私はいつも遅れてしまうので今年こそは急がないといけません。   もう球根は買ってあるし気合いは入っています!
 昨日所用で八ヶ岳まで往復したのですが、八ヶ岳はびっくりするほどの紅葉の中でした。
山道に入る前に水田地帯を通るとちょうど稲刈りをしている所やも
う刈り取りの終わった水田も多く見かけました。
夏の緑の絨毯のような水田から黄金色に明るく輝く水田に変わって、今その刈り取られた稲のあとは薄茶いろになって、もうすぐ冬が来る事を教えてくれるのです。
 実は3週間前に私は生まれて初めて友人の田んぼの稲刈りを見学に行きました。 
と言っても着いたらすでに刈り取りは終わって洗濯物干しみたいな棒に稲の束をかけているところでした。
もうちょっと早く着けば良かったと悔やみつつ、それでも面白くて珍しくて田んぼの中に入らせてもらっていろいろな事を教えてもらいました。私達は自分が食べるお米がどのくらいの広さの水田から取れるかさえ分かっていないほどなのですから。
来年は少し手伝わせてって頼もうかなあ。
 それから2,3日後の教室で、稲刈りを初めて見た、なんていう話しを聞いていた地元の若いお嬢さんに、稲刈りを今まで見た事がない?それってありえなーい!ってあきれられましたよ。
そうだろうなあ、ありえないだろうなあ。    
私達って農耕民族のはずなんですもの。
でも開き直る訳じゃないけれど、こういう日本人がいっぱいいるんですよね。
ハロウィンのカボチャは山のように飾ってあるのにねえ。
 そんな忙しいようなどこか抜けているような秋を過ごしているうちに、周りの林の中のきのこや栗もそろそろ終わりに近づいてきているようです。
今年のきのこ祭りでは毎年きのこの鑑定をしているおじさんが例年通りに格好良くきのこの選別をしていましたよ。
時々得意そうな顔になったり、面倒くさそうな
顔になったりするところもなかなか味があって、きのこのおじさんは良いなあ。  
時々眠そうな感じなんか、多分あのおじさんは山のナニカだと思うな。きのこ担当の妖精だったりして!
 



今日の秋のレシピ      
豚肉のソテー、フルーツソースをかけて
2人分



相変わらずジャムを作っていますが、フルーツを何種類か混ぜてみるのも楽しいです。
色も味も変化が付くからでしょうか。
そして、毎日少しずつ拾ってためた栗はそろそろ終わり。
小さな栗をたくさん剥きました。
メイプルシロップで甘く煮た栗も肉に合わせて食べると良く合います。このフルーツソースはプルーンに紅玉のリンゴを合わせてみたら何とも言えない綺麗な色になり、甘酸っぱい美味しいソースになりました。


 材料  

  
豚ロース肉   ・・・  2枚
舞茸      ・・・  1パック
フルーツソース ・・・  好きなだけ
甘く煮た栗   ・・・  好きなだけ
塩、黒胡椒、オリーブオイル



 作り方
1,豚肉は塩、胡椒をしてじっくりと良く焼いて皿に出す。
2,舞茸はさっと洗って大きめに裂いてオリーブオイルで焼き、軽
く塩、胡椒して肉に添える。
3,ソースを好きなだけかけて出来上がり。

 フルーツソースの作り方   作りやすい分量
1,小鍋にプルーン(大)2個を皮も一緒に手でちぎりながら入れる。
2,蜂蜜を大さじ3杯くらい、赤ワインを大さじ2杯くらい加えて煮る。
3,りんごは半分使う。皮を剥いて小さな銀杏切りにして2に加えて煮
る。
4,りんごに赤い色が移って柔らかくなったら出来上がりです。
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2006/10/26
 あっという間に、この町の短い夏が過ぎていき、もう秋の入り口どころではなくなってきました。
夏の終わりから長いことボーっとしていたせいか、気が付くと急激に、犬の散歩で歩く林の中は、きのこがあちらにもこちらにも顔を出しているし、木から落ちてきた栗が毎日足元に、散らばるように増えていくのにびっくりします。
 昨年はきのこも栗も、とても少なくて暇だったなあ、などと思い出しながら今年は忙しくなりそうな良い予感がしています。
特に栗は拾ってから食べるまでに、ちょっと手間が掛かりますよね。
きのこは本当に沢山の種類があって、色も形も笑ってしまうほど面白いものがあったりしますよね。
夜中になると、きのこ達がみんな出てきて、きのこの体から細長い手足が伸びてきて、月明かりで踊っているかも、なんて普通に思えるな。
 雨が降って次の日が晴れたりすると、エーッと言うほどニョキニョキと沢山のきのこが出てきます。
きのこ、って散歩が楽しくなるためにあるのかもしれない、などと本気で思ったりしますよね。
 地元のお年寄りの中には、食べられるきのこが出てくる場所を知っていたり(もちろん、その場所を教えてはくれないけれど)、似ていても毒があるきのこを見分けたり出来る人がいて(これは聞けば親切に教えてくれます)、毎年今頃になると、カゴを背負って林の中を歩く姿を見かけます。
毎年、公民館やスーパーマーケットなどで、素人が採ったきのこを鑑定してくれる日があるので、私達もかなり楽しみに自分の収穫したきのこを持って出かけるのですが、山ほど採ったのにほんちょっとしか食べられる物がなかったり、その逆で10本くらいしか持って行かないのに全部OKと言われる事もあって、他の人の収穫物の鑑定を脇から見ていて、みんなで驚いたり喜んだりするのです。
そういう時にはこの辺りのきのこを展示してくれていたりして、毎年少しづつ覚えようとするのですが、やはりきのこは難しくて、名人に見てもらわないと食べられません。
 まだ私達が移住してきたばかりの頃に、庭に椎茸そっくりなきのこがいっぱい出てきて、喜んで見てもらったら、かきしめじ、という毒きのこだった、なんていう事もありましたっけ。
いつもは買って食べても充分美味しいと感じられるのに、やはり採って食べるきのこはなんか違う、っていう感じなので、今年は気合いを入れて採ろうかと思います。
大袈裟ではなくて私達は、東京に住んでいる頃の10倍くらい(5倍かなあ)
はきのこを食べていると思いますよ。
 様々な色や形のきのこが顔を出し、栗が落ちてきはじめると、林の中は一気に本物
の秋です。
いくらでも歩いていたくなって、夕方歩き回っていると、確実に日は短くなっていて、熊がいたらどうしよう、と慌てて帰ってきます。
今秋はドングリが少ないらしくて里での熊の出没が多く、猿や熊に気を付けながら歩かないといけません。
 うちの犬は熊に会ったらどうするだろう・・・
あまり期待してもねえ、無理ですよね。
やっぱり逃げちゃうかなあ。


■今回のレシピ 虹鱒が乗った茗荷ご飯



 真夏の暑い頃には決して出てこなかった茗荷が9月になって次々と出てきました。
そーめんを食べる時に是非、茗荷に出てきて欲しい私ですが、そう言えば筍ご飯を炊く頃には山椒の芽は姿も形もないな。
その後、今年はどうしたのかと思うほど我が家は山椒の実の大豊作でした。
来年まで足りるかもしれないほどの豊作でした!
さてさて、茗荷ですが葉は清々しく、蕾は美味しくて、花もなかなか素敵なので大好きですが、花が咲いてしまうと美味しくなくなるので大半は蕾を発見したら採って、沢山採れたので甘酢漬けにしました。
ほんのりピンクに染まった茗荷の甘酢漬けを眺めてばかりいてもいけないと思い直して、刻んでお汁ごとご飯に混ぜました。
その上に、薄く粉をはたいた虹鱒をカリカリに焼いて乗せ、お醤油を垂らして身を崩しながら茗荷ご飯と一緒に食べたら、最高でしたよ。
夏のバーベキューとは違って、秋のご飯だなあ、としみじみと味わったというわけです。
簡単で美味しいので、買った茗荷と他の魚でも大丈夫ですから是非やってみて下さいね!
 
材料・・・

茗荷ご飯(2人前)
   ごはん  ・・・  お茶碗5杯くらい(美味しいので沢山食べる)
   茗荷甘酢漬け・・・刻んでお好きなだけ
   大葉      ・・・刻んでお好きなだけ
   白ごま     ・・・大さじ2杯くらいタップリと
   甘酢漬けのおつゆ ・・・大さじ5,6杯(酸っぱいのがお好きな方は酢を足して下さい)
虹鱒のカリカリ焼き
   虹鱒   ・・・  2尾
   塩・胡椒・小麦粉・オリーブオイル 
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2006/09/24
 林の中からこんにちは     夏が来た


夏が来た

 日本中の猛暑の中、高度1000mのこの町でも暑いなあ、と感じる日が続いていますが、そうは言っても夕方になれば決まって、ひぐらしがカナカナカナと鳴き、入って来る風に犬もホッとため息を付き、私もつられてホッと一息。
 夜のデッキは子供の頃の林間学校の庭のにおいがして、空高く静かな月。
この町の遅い春が始まってから、一気に花が咲き出し、瞬く間に樹々の葉が茂って空気までが緑に染まりだしたら、そろそろ夏が来て、野菜達もいよいよ採れ始めたようです。
畑を持たない私のキッチンも、大きなカゴいっぱいに野菜が溢れています。



 今年初めて誘ってもらって、昨日近くのブルーベリー畑に行ってきました。
 今年は日照不足のせいでちょっと小粒だけど、可愛らしい紫の実をいっぱい摘んできました。
 ケーキの上に乗っていたり、お店にパック入りで並んでいるブルーベリーは色も大きさも揃っていますが、当たり前だけれど、畑のブルーベリーの木にはいろいろな色や大きさの実が沢山付いていて美しく、摘むのを忘れて1本1本の木に見とれてしまいます。
まだ緑色の小さな実や、ピンクに染まりかけた頃の実もとても愛らしくて、小さな枝ごとブローチにしたくなってしまいます。

 私が信州に移り住んで憧れた事の一つは野沢菜漬けが出来るようになる、というものでしたが、小さなきっかけがあって、素晴らしい人に出会った事をブルーベリーの畑にいると思い出します。
その女性のことを私は師匠、と勝手に呼んでいたのですが、師匠はこの町にお嫁に来てからずっと、ご主人と田や畑で働き、子供達を産み育て、ご主人のご両親のお世話をしながら50年以上も野沢菜を漬け続けていた家庭の主婦でした。
普通の主婦なんだけれど、でもどこかが違う。
初めて師匠のきうりとトマトをいただいた時に、お顔も知らなかったんだけれど、この人に野沢菜漬けを習いたい!と思ってしまったのです。  その後お会いしても、
思った通りに素敵な女性で、頭が良くて、静かで、可愛らしくて、とても尊敬出来る人でした。
 迷惑かなあと思いながらお願いして私は師匠に野沢菜漬けを習い、沢庵を習い、大好きなお豆の話しを聞き、いろいろな漬け物の試食をしたり(師匠は研究熱心なので)、初めてのジャガイモ掘りもさせてもらったし、大豆の種まきを手伝わせてもらったし、ブルーベリー畑の草むしりもさせてもらいました。
作ったお菓子を届けると興味を持って食べてくれました。
 亡くなったご主人が育て増やしたブルーベリーの苗が他のどこの苗よりも良いんだよ、って嬉しそうに言ってたな。
1本1本を大切にしているのが伝わってくるんですよね。
その大切なブルーベリーの木を2本、私にくれる時には、お孫さんの運転する軽トラに乗ってうちの庭まで来てくれて、植える場所も師匠が決めて一緒に植えてくれたっけ。
 農協祭りに一緒に行こう、って言われて一緒にお蕎麦を食べた時、すごく嬉しそうだったなあ。
でもそれから1週間くらいしか経たない頃に師匠は倒れて、痩せてて恥ずかしいけど一緒に温泉に行きたい、って言われたのに、ついに行かれませんでした。
どこの温泉が良いか考えていたのに。
次の年は野沢菜の種蒔きから一緒にさせてくれる約束もしていたのに。

 水芭蕉のおじいさんも、師匠も、老人、と呼ばれる人の中にはどうしてこう魅力的で不思議な人達がいるのでしょう。
 まだこれからも、そういう出会いがあるのかなあ、切なくなる事が増えてしまうけれど、仕方ないなあ・・・
なんて、いろいろな思い出を思い出しながら、黒くなって甘そうな実を摘んで食べたり、眺めたりしつつ、畑から帰ってさっそくお菓子を作りました。
 先ず、そのままの実を入れたスコーン。
それからジャムを煮て、ジャムを煮た時のおつゆを使って、ほのかな色のブルーベリー食パンも焼きました。
次のお料理教室に使いたい物が溜まっていくみたいです。
女の子達が喜んでくれる顔が目に浮かぶ!
大人の人達だって喜んでくれる事でしょう。
あっという間に摘んできたブルーベリーはおしまい。
作りたい物があるからまた摘みに行きましょう。
この季節には、いっぱいジャムを作ります。
ブルーベリーの前はプルーン、その前はアンズ、私はお菓子に1年中アンズを使うのでアンズのジャムは少し多めにないと足りません。
それからルバーブ。
もうそろそろ桃も。
貯めてあった沢山のガラス瓶が次々とジャムでいっぱいになって、こんなに誰がいつ食べるんだろう、って分かっていてもやめられないな。
 ズッキーニも出来始めるとずんずん大きくなるそうで(音がするんですって)、急に沢山いただいたりしても、思いつくままにいろいろな料理に使って毎日食べても飽きないから不思議になってしまいます。
 
 でも昔は夏には夏に採れる野菜を毎日食べ、冬は白菜や大根を毎日食べて暮らしていたんじゃないかしら。
他の季節には絶対に食べられないから、1年に1度美味しく毎日食べて、人間って、今よりもっと単純に暮らしていたんじゃないかなあ。              
                                      
 ズッキーニもブルーベリーも都会暮らしでは、ちょっとお洒落で高価な食材だったけれど、こちらの暮らしの中ではとても自然でお腹いっぱい食べられる季節の贈り物です。
 だから私も今は毎日きうりとズッキーニを食べて暮らしたいです!

 まだまだ暑さが続きそうだしデッキは良く乾いているし、暖炉の煙突掃除やデッキのペンキ塗りやら、相変わらず、スローに見えて忙しい毎日が続きます。
 



 今日のレシピ
ズッキーニのフライ


材料・・・ズッキーニ
     梅干し
     チーズ(薄切り)
     小麦粉、溶き卵、パン粉
     塩、胡椒、揚げ油、レモン



 材料  


1,ズッキーニは1cmくらいの厚さの輪切りにする。
2,1に軽く塩、胡椒をして小麦粉を少し付け、梅干しをちょっと塗っ
てチーズを乗せ、もう1枚のズッキーニで挟む。
3,2に小麦粉、溶き卵、パン粉を付けて油で揚げる。
少ない油で揚げ焼きのようにすると良いですよ。
4,揚げたてレモンをキュッと絞って食べる。
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2006/08/10

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