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音楽(14)
カテゴリ: 音楽 : 
写真は東京渋谷NHK の506スタジオでのレコーディング風景。ジャンベ、コンガ、ボンゴ、トーキングドラム(今手にしている)...その他たくさんの楽器を並べたパーカッショニストのマーボーこと川瀬正人。川瀬さんはアーティストのサポート、スタジオミュージシャンとしてもお忙しい方。さだまさしや最近では夏川りみのバックでテレビ出演もされていた。

川瀬さんとは18年前に一緒に「うずまき」というバンドをやっていて東京のいろんなライヴハウスにでていた。そのバンドは女性ヴォーカル、アコーディオン、パーカッション、マリンバ、ギターからなる独特の不思議ホンワカ系ポップをやっていた。また川瀬さんでは僕の作曲したCM音楽である時、いろんな打楽器を床に並べそれらをマレットで自由自在に演奏するのに感動した記憶が鮮明だ。ドラムもお上手だし。

映画「ファンシイダンス」(1989年、出演:本木雅弘 鈴木保奈美 竹中直人 監督:周防正行)では僕がいくつかのお寺でサンプリングしてきた寺院の打楽器音をマニピュレートしてもらいお寺の打楽器によるサンプリングリズムをつくるのをサポートしていただいた。この曲は周防正行監督にも気に入ってもらい映画中に何度も使用された。勿論サントラにも「リズムプロムナード」というタイトルで収録されています。
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ところでオリンピックも終りですね。ある時は感動し、ある時はアタマに来たり.....みんな評論家になっちゃったりして、見てる分には勝手だよなって。やってる方は大変だもんね。人気ない種目は全然テレビもやらないし、そういうのはちょっと可哀想でもあるし....偽装はよくない、次のロンドンは健全な大会を目指す、ということなので期待です。

僕は小学校5年の時に東京オリンピックで、あの10月10日の開会式の青空は鮮明に覚えているんです。子供にとって...勿論当時の日本にとっても一大イベントだったし、その後中学生になって目黒区の10幾つある学校対抗の体育大会が駒沢オリンピック競技場で開かれ、リレーの選手に3年間連続で選ばれて出場し、オリンピックが行われたあの駒沢競技場のトラックを走ったのは今でも忘れられない出来事です。

■閲覧数 (110)
2008/08/26
カテゴリ: 音楽 : ミュージシャン : 
先日テレビのBS放送BS-i(ビーエスアイ) の『SONG TO SOUL』 にインタビュー出演したのです。内容は1972年に大ヒットしたロバータ・フラックの「Killing Me Softly With His Song」(やさしく歌って)についてコメントを言う、というものでしゃべった内容どんな風に編集さてているか僕もわからないのですが、楽しくとりとめもなくおしゃべりしました。8月14日木曜日21時からのオンエアです。もしもオリンピックにも飽きた時などはこちらをヨロシクです!

この話題はhttp://blog.livedoor.jp/suo2005/
 
でも取り上げています。
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ところで下の写真はロバータ・フラックの1974年のアルバム『FEEL LIKE MAKIN' LOVE』ですが、このジャケットなかなかいいんですよね。メルヘンチックな森の絵ですが、よ〜く見てると白い部分がももから膝、ふくらはぎあたりに見え、その両足の間にとてもキュートなベッドがある。なんかやらしくなくエロティックみたいな...1972年大学生当時カンゲキしました。
絵だけで判断すると別版「眠りの森で逢いましょう」とも言えるかもですね。タイトルが 『FEEL LIKE MAKIN' LOVE』ですもんね。音楽はというとさすがロバータさんは知的に抑えたウィスパー気味の歌いかたで「Strolling in the park Watching winter turn to sping」とさらりとリズムに乗って盛り上がりもせずに曲は終る。今は当たり前かもですが当時としてはメチャクチャお洒落でした。この方、声だそうと思えばがんがん出るのに、こういう風に抑揚の効いた感覚でもいけちゃうんですよね。

この1970年代のポップの良さのひとつにまだコンピュータ時代でない為、参加ミュージシャンの豪華さ、その人のだすリズムのグルーヴの良さ等、前回のこのコラムのヘッドアレンジにも重なりますが、個々のミュージシャンの技量でも楽しめることです。このアルバムではパティ・オースティン、デニス・ウィリアムズなどその後ソロの一枚看板で活躍するシンガーが豪華にもコーラスで参加。リズム隊ではbassにGary King,Anthony Jackson、drumsにWEATHER REPORTなどでも活躍したAlphonze Mouzon、percussionに名手Ralph MacDonald、guitarにDavid Spinozza,Hugh McCracken(「Killing Me Softly With His Song」にも参加)、keyboardにBob James ,Leon Pendarvis,Richard Teeなどなどニューヨークの一流スタジオミュージシャンが揃ってます。

ロックバンドもののレコーディングと異なり楽曲によってアレンジャーがその曲に相応しいスタジオミュージシャンを呼び、まずリズムセクションをおおまかなヘッドアレンジスタイルでセッションしていき(この場合のセッションというのはジャムセッションで腕を競いあうセッションではなく、どういう楽曲に仕上げるかという編曲の骨組みに拘わる重要なクリエイティヴ演奏)、その後ストリングスや木管、ブラスなどダビングするのがよくあるスタイルのレコーディングだったわけです。その後フュージョン系でソロアーティストとなるデヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカーなど1970年代はニューヨークのトップスタジオミュージシャンの売れっ子時代を経ているのです。

■閲覧数 (766)
2008/08/11
カテゴリ: 音楽 : 
東京、大阪の34~35度の中、アスファルトを歩くのは相当危険だ。長野に帰ってくると暑いといったって日が沈むと冷えるし....とにかく都会の暑さ、やばい。

そんな酷暑の日、特別講師をしている大阪スクールオブミュージックでは「ヘッドアレンジセミナー」と銘打って、ギター、ベース、キーボード、ドラムスというリズムセクションにヴォーカルという5人編成のバンドでラフアレンジで1曲仕上げるという講座を月に一回開催していく。これは数年前からの僕の企画で最近の作曲系の若者はコンピュータ打ち込みによって自分の楽曲をあるカタチにするのは容易だが、プレイヤーの人たちとコミュニケイションして音楽作りする経験がなくなってきている、という危惧からはじめた。その学校にはプロユースなスタジオも完備しているし、レコーディングエンジニア系の学生、プレイヤー系学生、ヴォーカル系の学生の協力によって学生諸君のみでアレンジ、演奏、レコーディングという作業を行うものだ。
僕はアドヴァイスしつつ、時に楽器弾いてしまったり歌ってしまったりしちゃってる....まあ楽しみつつレコーディングしてるわけです。

とはいえ学生作品、それ自体がコケていると演奏、レコーディングもへちまもあらへんので、最初の講座では僕のアレンジでR&Bのスタンダード曲をレコーディング。いちおう模範としてもらった。

ヘッドアレンジとはクラシックのように完璧にスコア譜面を書かないで、おおまかな決めごとくらいを用意してスタジオ入りして、プレイヤーとのリハーサルセッションをしつつ細かいとこを決めていき、またプレイヤーのセンスに任せる箇所なども設定してレコーディングして曲を完成していくやりかただ。ジャズやロックポップでは常識的な手法ではある。
編曲者のディレクション、その進行役のてきぱきした腕さばきも要求されるので、けっこうそこでその編曲者の音楽的実力、人間的な判断力、魅力が発揮...言い方変えれば丸裸にされ、ばれてしまうわけだ。プレイヤーとの相互の信頼関係も築けるかどうかが試される。コンポーザーはそこではイニシアティヴをとってレコーディングを引っ張る役目が求められるからだ。
たとえば演奏者にバカ正直にダメだしばかりでも、よくない。演奏家歌手をのらせてあげることもディレクションのこつ。嘘を言うということではなく全体の場の雰囲気をのれるようにもっていくと、ダメだしのようなことでもスムースになったりする。良かったプレイは素直に誉め、演奏者のプレッシャーを軽減させてあげるのも良い。プレイバックを同じ場所で一緒に聴くのも良いことだ。一同に会していれば意見が言いやすいし。

以前映画音楽で映画会社から全権を任されてレコーディングにチェックしに来た若者の制作担当者が歌録りで、歌手が1回歌っただけで、どこそこの音程悪い、とかダメ出しばかりを言い出した。これは全くのKYって奴だ。「てめえ、ちょっと黙ってろ!このドシロウトのアホんだらあ!」と心の中で叫び、実際は「ちょっと待ってください」とソフトに促した。まあその若者、会社の上司から「音楽屋になめられんなよお、気がついたことはちゃんと言ってこい!」ってなこと言われたんでしょうな、たぶん、きっと、、、ぜったい。
最初歌手にはヘッドフォンに慣れるとか、オケとの慣れとか、で数回は勝手に歌ってもらうのがだいたい常識だ。そこでなんか間違いあっても、あえてまだ何も言わないでほっとくのもディレクション術だと思う。最初からいちいち言われたら歌う方演奏するほうもたまったもんじゃない。まだ肩慣らしの段階なんだから。

ところで、学生諸君のディレクションは遅くて遅くてイライラするけど、この、ある意味指揮者的な役割は経験して身につくものなので、多少仕方ない、うるさくいいつつも見守る感じで進めた。ただプロフェッショナルなスタジオで時間単位数万円かかるところでそんなことやっていたら次から仕事こないし、いくら時間あっても終らない、ミュージシャンのノリも悪くなるし、やはりある程度スピードある進行も必要だ。勿論大メジャーになればそんな悠長なRECも許されるでしょうが....

プレイヤー、コンポーザー、エンジニアなど、チームで動く時のお互いのノリのスムースさも要求される。
学生諸君にはディレクターチェアに座ってキューボタン押して会話するだけでなく、ミュージシャンのところに行って直接、会話しろ!とも言っている。人とのコミュニケイションでなにかをクリエティヴする訓練だ。エンジニアとの会話も重要だ。

コンピュータ打ち込み時代になって、人と挨拶しなくても音楽作れるようにはなったが、やはり別の感性の人と一緒に仕事して、自分のキャパも試せるし、すべて自分の思うようにならなかったり、でもその中で自分にない新たなものも発見できたり、確かに別の人間との共同作業は面倒だし、大変だけど....でもでもうまくいくと拡がるし、自信にもなり魅力あるものだ。僕もそうやって鍛えられた気がする。コンピュータ打ち込みメインの若者諸君も楽しんでくれただろうか。初回のアレンジ担当した女性はそうとう手応えあったようで目つきが変わっていた。プレイヤーの学生諸君も演奏家同士での打ち合わせをしたり、細かい配慮が感じられ、いい感じでセミナーは進んだ。

写真はOSM STUDIOで。レフティの実力派女性Bassist伊藤さん 、 Guitarは六嶋くん。

■閲覧数 (901)
2008/08/06
カテゴリ: 音楽 : 映画音楽 : 
映画音楽の打ち合わせで東京目黒にあるソニーPCLの試写室へ。
この試写室のサラウンドのスピーカーはBOSEで前のセンターから右辺りが下の写真のような感じ。うむむむ...こんなの見たことない!音楽プロデューサーの小野寺氏とじっくり眺めてしまった。

しかし東京は灼熱地獄か!冷房のがんがん効いたビルから外へでると暖房でもかかったのごとくの暑さ。33度とか34度でアスファルトの照り返しがあるから、とにかくずうっとモア〜っとしたまま夜中まで続く。数分歩いただけで汗だくだく。こりゃきつい。
軽井沢も29度行くといっても日陰は涼しいし、夜は冷える。冬の軽井沢より、夏の東京のほうが厳しい状況だ。
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先週土曜日はまたまたほぼレギュラー化しているFM軽井沢お昼の2時間番組「サウンドガーデン」への出演。今回はDJ小森さんと坂口由起子さんと私の3人でおしゃべりしつつ進行した。
この日は女性シンガー特集という感じで企画してみました。ラインナップは昨年グラミーの新人賞ノミネートにもなったコリーヌ・ベイリー・レイ、シェリル・クロウ、ノラ・ジョーンズ、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、荒井由実、やまがたすみこ...そして我が東信代表!坂口由起子からは「ココペリ」「眠りの森で逢いましょう」「らせん階段」の3曲をかけた。
このサテライトスタジオのある旧軽井沢も人で溢れていた。
昼食後の凄い夕立には驚いたが、うちのほうは時間差でまだ雨はおちていなかった....勿論その後大雨降った。次の日の夕立も半端じゃなかった。
■閲覧数 (1049)
2008/07/30
カテゴリ: 音楽 : yukko project : 
前回の「My Favorite Things」はジャズワルツ風なアレンジでもいい感じだが坂口由起子アルバム『榛』にもジャズワルツテイストのちょっと不思議系の楽曲がある。

「眠りの森で逢いましょう」はアルバムの中の3大メルヘン作品(!)のひとつだ。ちなみにあと2曲は「虹をかけよう」「雨音はVALSE」。
「眠りの森で逢いましょう」はフクロウが主人公なのでイントロに笛系音色で不協和音風な和声で色彩的な効果をねらうアレンジをした。その後はまずは跳ねないで8分の6のリズムで歌を導く。最初の歌詞が一段落した辺りでtutti (全員一緒の譜わり)のフレーズ。ここでちょいファンキーでジャズ風味を醸し出す。それに呼応してピアノもオクターヴユニゾンのパッセージをさらりとプレイ。転調して決めの#9和声のtutti。その後はジャズワルツ風に展開。スキャットなども絡めてコーダへとスウィンギン。スキャットも、あるフレーズだけラジオヴォイス風にイコライズとかして遊んだ。

ジャズテイストではあるがジャズではない。ポップでしょうね、精神は。オリジナルってゼロからいろいろ決めごとをつくっていく楽しみがあって、たまたまジャズ風ってことでジャズの様式美を追従しているわけではなくてユッコオリジナルを構築しているわけですワ。
ユニットの「坂口由起子ダダルカ」ではさらに進化してゆったり漂うようにスタートしてtutti でアッチェル(=アクセル=テンポアップ)。ライヴならではのVersionになっているので是非ご期待を!
アルバム&ライヴ等詳しくはこのコラムの坂口由起子からhpへ。
また近日中に「坂口由起子ダダルカ」hpもできる予定。数曲の試聴も可能できます。

写真は川上村の白樺.....関係ないですが広い広い川上村にはスーパーがひとつありますが、知る限りコンビニが一軒もない...みたい。これって凄いかも。
■閲覧数 (1389)
2008/07/23
カテゴリ: 音楽 : 
レコーディングで乃木坂のソニースタジオへ。スタジオは地下3階だが吹き抜けになっているし、間接照明がいい感じなので地下という圧迫感がない。この日はTVCM「JR東海京都篇-比叡山延暦寺」のレコーディング(7月現在オンエア中)。音楽は「My Favorite Things」(私のお気に入り)という曲をアレンジ。この曲は有名なミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中の曲。この「JR東海京都篇」では10年以上に渡りこの楽曲をリメイク(数人の作編曲家によってアレンジされている)するシリーズがオンエアされていて僕も今までに8回くらいは編曲している。原曲を知らない世代も多く、あのCMで初めて知ったという人々も多い。

「My Favorite Things」はジャズのジョン・コルトレーンでも有名で学生時代よく聴いた。このコルトレーンのアレンジも凄い。完全に、モード手法による全く別の音楽になってしまっている。マッコイ・タイナーのピアノ、エルヴィン・ジョーンズのドラムもすさまじい!
しかし作編曲家になってまさかこの曲をアレンジするとは思わなかった、それもこんなに何度もねえ。この曲の出だしのメロディは5度の跳躍で成り立ち、決してロマンティックな雰囲気ではないが一度覚えたら忘れない強いインパクトのあるフレーズだ。展開部は情緒ある動きで半音で上がる箇所は素晴らしい。
もう何度もアレンジしているし、ヴァイオリンの桑野聖さんのアルバムプロデュースした際にまたやってるし、和声を変えたり、テンポを変えたり、3拍子のリズムを4拍子にしたり、楽器を替えたりありとあらゆることを行った気がする。目黒のライヴハウス「ブルースアレイ」で桑野聖バンドでライヴでも演奏した。そうそうライヴ版の為にまたアレンジ変えた。その時は弦楽四重奏、ピアノ、ギター、アコースティックベース、パーカッション(ジャンベ、コンガ、その他多数の打楽器)。

CMでは使った楽器も珍しいところでは南米のアルパというハープの原型的な楽器、オンドマルトノという何千万円もする世界最古の電気楽器(シンセサイザーの元のような楽器でフランスの作曲家メシアンのトゥランガリア交響曲で有名)、ギリシア辺りの弦楽器ブズーキ、南米のサンポーニャなど様々だ。
今回はオーソドックスに弦楽セクション(1st Violins×6, 2nd Violins×4、Violas×2、V.Cello×2、ContraBass)、木管セクション(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット)、フレンチホルン×2からなる編成で映像に合わせるタイミングがあり、山登りをしている父と息子から本堂に入る部分で、転調、静かな雰囲気に変え、後半部分でまた原曲風になったりしている。

ところで比叡山延暦寺は中学生の時修学旅行で行き、一昨年40年ぶりにひとりでまた行った場所。空海も修業したという標高800mにある凄いお寺だ。京都と滋賀県の堺にある山中にあるので、行きの叡山電鉄からロープフェイに乗り継ぎ、途中では京都盆地が一望、帰りはバスから逆側の800メートル下に琵琶湖が一望、素晴らしい眺めであった。しかし平安時代にこんな山の上によくお寺を造ったものだと感心してしまう。

下の写真は東京乃木坂のSONYスタジオ(1st.)でのショット。左からフルートの旭たかしさん、私(周防義和)、ヴァイオリンの桑野聖さん、前がヴァイオリンの藤家泉子さん。
■閲覧数 (1966)
2008/07/13
カテゴリ: 音楽 : yukko project : 
写真はWURLITZERのエレピを弾く坂口由起子。ウーリッツアの音色がユッコさんのオリジナル楽曲をマイルドに包む・・・っていう感触を得ましたねえ。
「坂口由起子」としてのソロ弾き語りライヴではピアノ音色でいいのですが、「坂口由起子ダダルカ」のほうはエレクトリック・ギター、フレットレス・ベースとヴォーカルのアンサンブルなので、それも「打楽器レス」なのでサウンドの成立上、なにかがキープ(アレンジ上、リズムの推進力係は今誰かということを考えるので)しなければならない。たとえばドラムとかがはいっている場合は強いキープがあるので、ギターやピアノなどのコード楽器は全音符(いわゆるミュージシャン用語で言う白玉)でも様になるし、コード楽器どうしのぶつかりを避ける選択肢が増えるが、コード楽器がふたつあるとアンサンブル上のアレンジ、決めごとをある程度しっかりしなければならない。またロックのラフアレンジでいくようなものとも違い、いつもぎんぎんにギターがストロークでキープというのでもないし、デリケートに歌をサポートしなければならない。そういう点からウーリッツアのエレピは音色がマイルドなのでいいかもしれない、というわけだ。
しかし、そういう硬い話はさておいてウーリッツアのエレピはなんか和む。
見た目も60年代70年代のいい意味でのチープさ、温かさを醸し出している。
ステレオアウトはなく、モノラルだし。キレイキレイに広がるのではなくコロっとした感じ。ノラ・ジョーンズ、シェリル・クロウ、アリシア・キーズなど現代のロック、ポップ、ソウルシーンの中でもただの流行ヒットメイカーではなく、自分の音楽性を自信をもって構築しているセンス抜群のアーティストたちがあえてこれを使うわけがなんとなく理解。
■閲覧数 (1854)
2008/07/04
カテゴリ: 音楽 : 雑感 : 
名古屋で空いた時間にちょっと行ってみた場所が、市郊外の赤池という町にある「レトロ電車博物館」。昔の路面電車などに出会えた。室内にも入れたが木造の床がまた今となってはある種の気品が感じられる。(前出のウーリッツアのエレピもそんな時代に作られたものだし)
そう言えば上田の別所線にもレトロ電車まだ現役ですよね!確か。

名古屋の昔を知ってるわけではないので、この電車そのものに「懐かしい!」ではないが僕の生まれ育った東京中目黒は路面電車-都電の8番という路線の終点だったので、同じような時代の...多分1950〜60年代の車両にはやはり似た趣があって感慨深い。(東京では三輪橋から早稲田への路線が唯一残っている都電で、この路線は路面を走行する部分があまりない為生き残った。また東急の世田谷線も本来玉電という路面電車の支線だが三軒茶屋〜下高井戸区間は路面でないので残った)
8番の都電に乗ると、恵比寿、広尾、ニの橋、麻布十番から虎ノ門、霞が関、日比谷、銀座4丁目を通って築地までの、超都会区間を運行していた。と言っても、高層ビルなどひとつもない頃だし、中目黒などは今や憧れの住宅区域になっているが、40年〜50年以上も前はまだのん気な町だった気がする。空き地、ちょっとした裏山に林があったり....ドラえもんの舞台のような感じだろうか。
軽井沢に移り住んで、たまに舗装されていない道、砂利道を歩いていると1960年代子供の頃の東京がフッと頭を過る。人間って子供時代の風景環境にはなんか安心感をもつのではないか。

親に都電に乗って広尾、天現寺の有栖川公園(今も池、林が残り付近の人々の憩いの場所)に連れていってもらった記憶がある。父も地下鉄ができるまでは勤め先の霞が関まで都電で通勤していた。地下鉄では中目黒〜霞が関間は15分だが、路面電車だと50分くらいはかかっていたのではないか。だから今は懐かしいといって美化するが、当時は目黒辺りから都心へは遠かった、というわけだ。「便利」という生産性高きものを手に入れ、なにかは失っていったのだろう。
8番都電は大部分現在の地下鉄日比谷線に重なるわけで、日比谷線が開通の頃(1963年)に廃止になったような覚えがある。近年は車よりエコということで海外でも路面電車が見直されているとの話を聞く。アムステルダムに行った時はほぼ路面電車で移動いていた気がする。日本でも広島などまだまだ路面電車が現役バリバリの都市もけっこうあるし。車が多くなって邪魔者扱いされ路面電車は消えていったが、今は長年続いた車社会=ガソリンによる車、が考えなおされる立場になった。

■閲覧数 (1928)
2008/06/29
カテゴリ: 音楽 : 
下の写真はWURLITZER(ウーリッツア)のエレピです。シェリル・クロウ、ノラ・ジョーンズ、アリシア・キーズなどこれを愛用しているミュージシャン多いです。フェンダーのRHODESエレピとはまた違った独特の味がある。いい意味でのチープさ、70年代風のロックテイストだったり。ジャズとかフュージョンではローズのほうが活躍だけどポップ、ロックのちょっと伴奏でなんともいえない雰囲気がだせる。

数年前から大阪心斎橋の三木楽器のキーボードコーナーにはこのWURLITZERが数台あった。
ちょっと触ってみて、いいなあ、と。タッチはローズよりは軽いので専門キーボーディストでない僕でもダイジョブそう!
しかしチューニング等のメンテはちょっと難しいそう。つくりもあの時代(1960年代後半から70年)のもんだしね。

アメリカの楽器もフォークギターの超一流ブランドのマーチンは元々ドイツ人だし、このWURLITZERもドイツとかオーストリアとかなのでしょうか?
■閲覧数 (2142)
2008/06/23
カテゴリ: 音楽 : 
1960年代のヘンリー・マンシーニの映画音楽曲「Baby Elephant Walk(子象の行進)」をリメイクした。これはSapporoビールの新製品「麦とホップ」のCM音楽のため。ヘンリー・マンシーニは有名な「ピンクパンサー」の音楽を始め、オードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」(この中の「Moon River」は名曲!)などちょっとジャズテイストなお洒落な作風が素晴らしい作曲家だ。僕のアレンジは、今回は素直で、それほど革新的なことをしたわけではないがテーマメロディ以外の部分では新たなパートを作って楽しんだ。楽曲としてはブルースコード進行を基調にしたジャズロックのリズムによる洒落たムードの曲。黒人ブルースもこんな風に都会的なライト感覚になるというお手本だ。僕は1コーラス目のメロディをクラリネットとフルートでいって、2コーラス目はソロヴァイオリンにした。テレビCMでは15秒サイズのスポットCMが殆どなので、ほぼメロだけみたいな感じではありますけどね。ザンネン!
映像は白バック、または黒バックに田村正和さんがただちょっとしたおしゃべりをするだけ、という演出。だいたい音楽家が撮影に立ち会ったりはしないが(映画の場合は僕は必ず何日かは撮影に行くが)映像スタッフにお聞きしたところ田村正和さん(64)は夕方の5時には必ず撮影を終え、7時にはご自宅で夕食をする、というスケジュールを必ず守っているとのことらしい。凄いなあ!僕なんか時間なく朝(遅い朝ですが)から深夜まで適当に仕事しちゃってる30年(この4月で30周年なんですワ、これが・・・恐ろしい年月経ってる)だ。
さらに僕など、東京の仲間たちからは軽井沢在住なんて言われて、一見優雅そうだけど、年中東京、大阪、名古屋行き来の全く落ち着かない人生。食生活も乱れるし、気温差もあり、若くないのになんでこんなヘヴィーライフになってしまったんだろう?考えなければいけないかもだ。軽井沢では静かにしてたいよお!なんて。
写真は東銀座音響ハウススタジオで「BabyElephantWalk」レコーディング風景。
クラリネットは名手ボブ・ザング。フルートは高桑英世。後ろのベーシストは加瀬達。どなたもトップクラスのスタジオミュージシャン。レコーディングも超スムースにはこんだ。
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2008/06/13

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