秀果園(ぶどう販売)

秀果園

信州で巨峰農家を半世紀の歴史がここにあります。

樹齢53年の巨峰の老木

東御市は巨峰の王国として、全国でも有数の巨峰産地です。
毎年、集荷の時期(9月から10月末)を迎えると市を上げて「巨峰の王国祭」が開催されます。
そんな東御市の巨峰農家の一つに秀果園(しゅうかえん)があります。
秀果園には、樹齢53年になる巨峰の老木があり、この老木こそがこの地で最初に巨峰を世に送り出すことになる木なのです。
まさに「巨峰の王国」発祥の木なのです。

ぶどう農家存続に賭ける想い

現在の園主である渡辺隆信さんは、子どものころからぶどう農家で育ち20代でフィリピンに渡り10年間、先代と共にぶどう栽培の指導員をしていました。帰国後、一旦は企業に就職した渡辺さんですが5年前に脱サラをして百姓になる決意をしました。
その頃、農業が抱える”農業従事者の高齢化”と”後継者問題”は深刻になりつつあり、秀果園の存続も危ぶまれていたのです。
先代からの農園を引き継ぐ。その為には最も古いぶどう農家というだけではだめだ、どうせやるのなら、53才のこの老木に恥ずかしくない本当に美味しいぶどうを作らないといけない。

ぶどう作りで日本の農業を元気にしたい

渡辺さんが「様々な経験が何ひとつ無駄ではない」と言う背景には、これからの農業と秀果園の未来にビジョンを描けるのは外国の農園での慣れない生活や会社員の経験が糧となっているから。
その年採れたぶどうを持って一つ星レストランへ、そして東京の有名デパートへも自分の足で通います。
徐々に品質、味に自信が持てるようになって来たと言う渡辺さんの夢は、その品質の高さを「秀果園の巨峰」というブランドとして守り、目指すのは日本一の美味しいぶどうと日本の農業を元気にすることだそうです。

若い人たちにも何かできることがないかと考えられる余裕も

「美味いねぇ〜」という言葉とその顔が忘れられません。農業って大変なんですよ、こんな大変な仕事なんでやるかって?
出荷の時期は3時間睡眠ですからね、10キロ体重が減りますよ。(笑)
でもね、そんな思いして頑張るのは「また来年も来るから美味しいぶどうをお願いね!」なんてお客さんが言ってくれるから。
人との繋がりですね。こんなこと会社にいた時はなかったですからね、やるしかないかみたいな。(笑)
まだまだ自信がある訳ではないんですよ、でも先日一つ星のレストランのシェフに「お宅のぶどうがないと、うちのメニューは成り立たなくなりました」と言ってもらったんです。ここにきてようやくちょっと自信が出てきました。50才になるんですがやっと少し自信ができたかな。これから農業を始めたい若い人たちにも、何かできることがないかと考えられる余裕も最近出て来ました。これからですね。これからの農業未来を考えると確かに不安です。どんどん高齢化が進んでしていますし荒廃地が増えています。とにかく、挑戦してみるしかないですね。今年は、軽井沢のプリンス通りに秀果園が直営店を出します。自信を持って皆さんにお届けできるぶどうを育てていきたいと思います。

ホームページURLhttp://syuka-en.com
電話番号0268-64-7005
FAX番号0268-64-7006
郵便番号389-0505
住所長野県東御市和2789

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