2025年がスタートしました。今年の干支は巳年。蛇はにがてですが縁起がいいって聞きます!白い蛇がいる神社へ行きました!

アサマdeドットコム、2025年の幕開け。今年も良い年になるといいですね。
12月は早い雪でしたが、東信地域はおだやかなお正月でしたが、地域によっては大雪となっているところもあるようです。昨年の震災もあります。気を引き締めて向かいたいところです。

今年の干支は巳年。
上田市にある、白蛇神社(はくじゃじんじゃ)をご存知でしょうか?
太郎山の麓にある「松尾宇蛇神社」(まつおうじゃじんじゃ)と言うのが正式な神社の名前で、上田城に白蛇がいてその蛇がなくなった時にどうも、お祭りをしたことから白蛇神社と呼ばれるようになったとか?
このあたりちゃんと調べないといけないのですが、今年、白蛇神社のホームページのリニューアルをさせていただく予定です。

元旦、そんなこともあり、まずは下見をかねて白邪神社に!

上田市が一望できます。

白蛇神社にて、上田市を見下ろす。

神社にでは御祈祷の太鼓の音が鳴り響いていました。

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2024年も、もう少し、今年は雪が早いですね。

asama-de.comをサーバ移転をし、システムも新しくなりました。今日、加盟店としてこのサイトに参加していただいているユーザーさんとお話ししました。2014年の12月に最初のブログが投稿されていました。「ちょうど10年になりますね。」って話をしてきました。早いものです。東御市で紙芝居をされている「紙芝居のくりくり矢」さんご夫妻です。

このサイトがスタートしたのはもう少し前になるのですが、こうしたCMSを使った本格的なポータルとしてスタートしたのが2014年です。2015年には「東信」というイメージビデオも作りました。その中にも登場してもらったり、「さくらさくライブ」と東日本大震災復興支援ライブに紙芝居の上演で参加してもらったり、思えばいろいろありました。

一昨年から、このサイトのための試作もかねて、アサマdeLife を制作し、さらに今年はYouTubeチャンネルとして「里山ライフ・12ヶ月のレシピ」を公開しました。東御市の横堰にある、地元の野菜中心のランチが人気の「麓花table~ロカテーブル~」さんと、毎月1回のペースで制作しています。
今日、総集編として今年最後の動画を公開しました。めでたしめでたし!(笑)

一年の感謝を込めて、フルーツケーキ作りです。ちょっと無理を言って作ってもらいました。出来て良かった〜って感じで、この手のケーキは専門ではないとのことで、今回初めてのチャレンジだったそうです。

貼り付けしておきますので、是非見てくださいね!

1年間本当にありがとう!お疲れ様でした。皆様に感謝の気持ちを込めてケーキ作り動画です!!

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asama-de.com 再スタートのお知らせ

アサマdeドットコムが新たにオープンしました。

いつもasama-de.comをご利用いただき、ありがとうございます。

この度、私たちのウェブサイトasama-de.comは、サーバー移転とシステムアップグレードを経て、新たにスタートいたしました!

2012年の開設以来、浅間山麓・東信地域の魅力を全国にお届けするため、地域密着型の情報発信を行ってまいりました。当サイトでは、地元のお店や特産品の紹介をはじめ、自然食レストランやキャンプ場の情報もお届けし、多くの皆様にご愛顧いただいております。

特に、巨峰やシャインマスカットといった東信の特産品は、多くの方々にご好評をいただいており、地域の魅力を広く知っていただくきっかけとなっています。

今回のリニューアルポイント

1. サーバー移転とシステムアップグレード

 より快適で安全な閲覧体験を提供するため、最新の環境に移行しました。これにより、ページの表示速度やセキュリティが大幅に向上しました。

2. コンテンツの充実化

 これまでの地域情報に加え、新たな特集記事や動画コンテンツの配信を計画しています。地元の季節の魅力やイベント情報、特産品の魅力をさらに深掘りしてお届けします。

3. ECサイトの拡充

 これまで以上に使いやすいショッピング機能を整備し、地元の特産品や加工食品を全国の皆様にお届けします。

新たなスタートに向けて

asama-de.comは、これからも東信地域の自然や文化、食、暮らしの魅力を発信し、地域と全国をつなぐ架け橋であり続けたいと思っています。今後も変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

リニューアル後のサイトでは、ブログや特集ページを通じて地域の魅力をより詳しく発信していきます。ぜひお気に入り登録していただき、定期的にご訪問いただけると嬉しいです。

また、asama-de.comでは皆さまからのご意見やリクエストもお待ちしております。「こんな情報が見たい!」などございましたら、ぜひお気軽にお知らせください。

これからもasama-de.comをどうぞよろしくお願いいたします!

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ワードプレスの記事の書き方入門

ワードプレスで記事を書く

YouTubeが参考になりそうなので今回は「ヒトデせいやチャンネル 」さんのYouTubeを紹介します。
(ちょっと古いのですが・・・)

こんにちは。
アサマdeドットコムがWordPress(ワードプレス)になりました。ちなみに以前はXoopsとNucleusという二つのCMS(コンテンツマネージメントシステム)を使っていました。

これからはWordPressを使ってホームページの運営をしていきましょう。

WP(ワードプレス)にすることのメリットは、数え出したらきりがありませんが、まずは高機能であること。
ここ10年の世の中の進歩は、計り知れませんよね。

ハードディスクはGB(ギガバイト)からTB(テラバイト)へ。古いものは切り捨てられていく世の中ですが、とはいえど、そこには恩恵もあるのもしかり、ここは感謝して恩恵をいただきましょう。

前置きが長くなりました。

上記のYouTubeの内容を以下に抜粋しました。

ワードプレス専用エディター・Gutenberg(グーテンベルク)

エディターの紹介

1、タイトルを記入

タイトルの記入方

2、本文の書き方

本文の書き方

この動画はだいぶ前のエディターですので、現在のエディターはまた進化しているので注意ですが・・・

文字を書き込んだり、画像を埋め込んだり、沢山の機能をブロックと言う単位で管理しています。
ちなみに上の部分ですねクリックすると全ての機能が表示されます。
とても全部は説明できませんが、使いこなすとほとんど何でも出来そうな感じです。

この画像にある青色の「+」をクリックします。

3、見出しブロック

見出しブロックの説明

4、箇条書き

箇条書きの説明

5、画像をアップ

画像の挿入方法

6、記事を公開

記事の公開方法

【注意】

  • パーマリンクの設定につきましては、旧ブログからの移行のため、リンク名につきましては数字形式をとっています。設定は自動となっています。変更ができませんのでご了承ください。
  • 左メニューが無いと言う方、以下のアイコンをクリックしてください。

    「文書」ではなく、現在は「投稿」になりました。

知っていると便利な機能

削除とコピーについて

今回「ヒトデせいやチャンネル 」さんのYouTubeを紹介させていただきました。ありがとうございました。

参考にしていただき、ホームページの更新にお役立てください。

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アサマdeドットコムリニューアル予定

「東信のスローでアートな田舎暮らし応援サイト」アサマdeドットコムがリニューアルオープンしまします。

東信地域は長野県の千曲川の支流に位置し、北には浅間連山、南には八ヶ岳連山の間に位置する地域です。

このサイトは地域に密着した情報の配信を目指しています。

12月オープン予定!

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立原高原キャンプ場

立原高原キャンプ場

長野県 南相木村にある、立原高原高原のキャンプ場はオートキャンプ場 林間キャンプサイト設備 ログハウス19棟完備の自然豊かなキャンプ場です。

■施  設
●管理棟:売店/自動販売機/公衆電話/トイレ/休憩室/レンタル(キャンプ用品・他)
●サニタリー:炊事場(温水あり)/コインランドリー/コインシャワー/水洗トイレ/洗面所
●ログハウス(19棟):キッチン/トイレ/お風呂/洗面台/その他
●オートキャンプ:(A)独立区画サイト 19サイト/(B)一般オートサイト 8サイト
●林間キャンプサイト:15サイト
●その他:公衆トイレ 3ケ所/炊事場 2ケ所/野鳥観察舎/つつじ園/遊歩道/野外ステージ/駐車場 50台

ホームページURLhttp://www.asama-de.com/tatehara
電話番号0267-78-2907
FAX番号0267-78-2907
郵便番号384-1211
住所長野県南佐久郡南相木村立原6325-1

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信州彩果・ぶどう販売

信州彩果

信州彩果(シンシュウサイカ) ぶどうの産地である長野県東御市で2013年12月に開業したばかりのぶどう農園「信州彩果」。「巨峰」「シャインマスカット」「ナガノパープル」といった人気の品種から珍しい品種まで10品種ほどを栽培しています。果樹栽培をするために東御市に移住、2年の研修を経て独立・開業を果たした代表の讃岐さんにぶどうの魅力や将来の展望を伺いました。

果樹栽培のために移住・新規就農

「信州彩果」はぶどうの産地・長野県東御市で開業して2年目のぶどう農園です。代表の讃岐さんは農業とは関係のない全く別の仕事に就いていましたが、果樹栽培をやろうと思い立ち、日本各地を訪ね歩いて最終的に東御市のぶどう農家さんを紹介されて働くこととなりました。はじめは桃か苺の栽培がしたかったそうですが、いろいろな人に相談するうちに桃や苺の場合は独立開業までに高い壁があると思うようになったそうです。「紹介されたぶどう農家さんなら一年を通して仕事もあり、収入をある程度確保しながら独立へ向けて準備できると思い、そこで働き始めました。ですが、正直に言うと最初はぶどうには興味がありませんでした。皮をむくのも面倒だし、種があって食べづらいというマイナスのイメージでしたね。もちろん今は大好きですけど」。ぶどうには、黒・黄・赤の3色があります。「信州彩果」という屋号もその3色の彩りをイメージして付けたそうです。

東御市の魅力と信州彩果のぶどう

東御市の「巨峰」は他の地域よりも色が濃く仕上がり糖度も高くなるといいます。内陸性の気候のため年間降水量が少なく、標高もあるため夜と昼の温度差が大きくなるからです。現在は「種あり巨峰」「種なし巨峰」「シャインマスカット」「ナガノパープル」「ピオーネ」を主力品種として主にJAに出荷しています。特に「シャインマスカット」は種なしで皮ごと食べられて高糖度という3拍子が揃った品種。信州彩果でも生産量を拡大しています。その他、「黄玉(オウギョク)」「ハニービーナス」「安芸クイーン」などの少量生産している品種を含めると10品種ほどになります。色だけでなく品種ごとに形も味も違います。市場には出回っていない品種のなかにも美味しい品種はたくさんあるそうです。「例えば、「黄玉(おうぎょく)」は黄色の品種でジャスミンの風味があり、糖度も高く甘いですからぜひ食べてほしいです。それと、「安芸クイーン」とかの赤い品種をもっと増やしていって、「信州彩果」という名前らしく3色のぶどうを揃えてお客様に届けられるようにしたいです」。

果樹栽培の技術と経営

一般的に就農から2年で独立というと早い気がしますが、就農2年目には栽培の管理を一部任されるようになり、ぶどうの栽培技術について深く掘り下げて理解する必要がありました。その経験が独立した後の讃岐さんを支えています。しかしながら、栽培だけでなく販売についても考えていかなければなりません。「独立はしたものの、経営は厳しいです。就農者に対する補助金もいつまでももらえる訳ではありませんから、出来るだけ早く補助金に頼らなくてもいいようにしなければなりません。頑張るのみです」。今の具体的な目標はJAへの出荷だけでなく、個人のお客を増やすなどの販路の拡大です。さらには、今あるぶどう棚の空きスペースをなくし、栽培面積の充実を進めることを挙げています。ぶどうは苗木を植えてすぐ収穫できるものではありません。良いものが採れるまでに5年はかかるそうです。

ぶどう畑で奮闘中

花が咲く時期、粒抜きの時期は忙しいので人を頼みますが、その時期を過ぎれば人件費を抑えるため出来るだけ一人で作業を進めるよう心掛けているそうです。そのため今年はお盆も畑に出ていたそうです。「休めないこともないのですが、手をかければかけただけ良いものが出来ると思います。ただ、思うように作業が進まないことも多くて。」と苦笑い。「ああすればよかった。来年はそうしよう」と実際に栽培する中で学ぶことも多いそうです。天候にも悩まされます。昨年も今年もひょうが降り、ぶどうの粒に傷が付いたり割れたりしたそうです。さらに今年は花が咲いてから雨が多かったので病気が出やすい状況。気が抜けず苦労が多かったといいます。「私のぶどうを買ってくれるお客様のために、期待通りのものはもちろんですが、それ以上のものをつくれるように努力したいと思います」

果樹の生産から食べた人の笑顔へ

まだぶどうだけですが、桃や苺もいつかは作ってみたいと思っています。さらには、ジャムやジュース等の加工品も揃えたい。体験型の観光農園も視野に入れたい。でも、全てをいっぺんには出来ませんから、一つ一つ実現して行ければ良いなと思います。人は美味しいものを食べたとき笑顔になりますよね。美味しい果物をたくさん作れば笑顔になる人も増えると単純には言えませんが、人が笑顔になる仕事を選んだつもりです。 ぶどうの収穫は9月上旬からはじまります。9月の後半に出荷のピークを迎え、10月の中旬に終了します。予約された方から順番に出荷していきますので、早めのご注文をおすすめします。ホームページからも注文を受け付けています。

信州彩果の主な栽培品種

  1. 巨峰(種あり)
  2. 巨峰(種なし)
  3. シャインマスカット(種なし)
  4. 黄玉(おうぎょく)(種なし)
  5. ハニービーナス(種なし)
  6. 安芸クイーン(種なし)
  7. ゴールドフィンガー(種なし)
  8. サニールージュ(種なし)
  9. ピオーネ(種なし)
  10. ナガノパープル(種なし)
  11. スチューベン(種あり)
ホームページURLhttp://www.asama-de.com/shinshu-saika
電話番号0268-71-5146
FAX番号0268-71-5147
郵便番号389-0402
住所長野県東御市和宮西593‐1
園名信州彩果(しんしゅうさいか)
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秀果園(ぶどう販売)

秀果園

信州で巨峰農家を半世紀の歴史がここにあります。

樹齢53年の巨峰の老木

東御市は巨峰の王国として、全国でも有数の巨峰産地です。
毎年、集荷の時期(9月から10月末)を迎えると市を上げて「巨峰の王国祭」が開催されます。
そんな東御市の巨峰農家の一つに秀果園(しゅうかえん)があります。
秀果園には、樹齢53年になる巨峰の老木があり、この老木こそがこの地で最初に巨峰を世に送り出すことになる木なのです。
まさに「巨峰の王国」発祥の木なのです。

ぶどう農家存続に賭ける想い

現在の園主である渡辺隆信さんは、子どものころからぶどう農家で育ち20代でフィリピンに渡り10年間、先代と共にぶどう栽培の指導員をしていました。帰国後、一旦は企業に就職した渡辺さんですが5年前に脱サラをして百姓になる決意をしました。
その頃、農業が抱える”農業従事者の高齢化”と”後継者問題”は深刻になりつつあり、秀果園の存続も危ぶまれていたのです。
先代からの農園を引き継ぐ。その為には最も古いぶどう農家というだけではだめだ、どうせやるのなら、53才のこの老木に恥ずかしくない本当に美味しいぶどうを作らないといけない。

ぶどう作りで日本の農業を元気にしたい

渡辺さんが「様々な経験が何ひとつ無駄ではない」と言う背景には、これからの農業と秀果園の未来にビジョンを描けるのは外国の農園での慣れない生活や会社員の経験が糧となっているから。
その年採れたぶどうを持って一つ星レストランへ、そして東京の有名デパートへも自分の足で通います。
徐々に品質、味に自信が持てるようになって来たと言う渡辺さんの夢は、その品質の高さを「秀果園の巨峰」というブランドとして守り、目指すのは日本一の美味しいぶどうと日本の農業を元気にすることだそうです。

若い人たちにも何かできることがないかと考えられる余裕も

「美味いねぇ〜」という言葉とその顔が忘れられません。農業って大変なんですよ、こんな大変な仕事なんでやるかって?
出荷の時期は3時間睡眠ですからね、10キロ体重が減りますよ。(笑)
でもね、そんな思いして頑張るのは「また来年も来るから美味しいぶどうをお願いね!」なんてお客さんが言ってくれるから。
人との繋がりですね。こんなこと会社にいた時はなかったですからね、やるしかないかみたいな。(笑)
まだまだ自信がある訳ではないんですよ、でも先日一つ星のレストランのシェフに「お宅のぶどうがないと、うちのメニューは成り立たなくなりました」と言ってもらったんです。ここにきてようやくちょっと自信が出てきました。50才になるんですがやっと少し自信ができたかな。これから農業を始めたい若い人たちにも、何かできることがないかと考えられる余裕も最近出て来ました。これからですね。これからの農業未来を考えると確かに不安です。どんどん高齢化が進んでしていますし荒廃地が増えています。とにかく、挑戦してみるしかないですね。今年は、軽井沢のプリンス通りに秀果園が直営店を出します。自信を持って皆さんにお届けできるぶどうを育てていきたいと思います。

ホームページURLhttp://syuka-en.com
電話番号0268-64-7005
FAX番号0268-64-7006
郵便番号389-0505
住所長野県東御市和2789

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長野Ume

長野Ume 代表:清水富士雄

長野県産 南高梅の生産・加工・販売を目指す 長野Ume

古くから、殺菌や疲労回復、さまざまな効能が知られ、“体にいいもの”とされている梅。数ある品種の中でも、果肉が大きく香り豊かな南高梅は、高級梅として有名です。南高梅の生産、加工、販売を通じてこれを新たに長野県の特産品として育てようと設立されたのが「長野Ume」です。長寿の県として知られる長野県と、健康的な伝統食である梅との組み合わせで新たな可能性が見えてきます。

長野県で梅をつくるきっかけ

ブランド梅として名高い和歌山の「南高梅」ですが、温暖化の影響により生産が危ぶまれていることをご存知でしょうか? このままでは消滅してしまうかもしれないという危惧から、南高梅が育つ北限の調査活動が始まり、長野県産南高梅の生産がスタートしました。「もともと梅が好きだった」という吉澤俊彦さんは、この研究のために「NPO法人信州アグリトライアル」を設立。2005年、自身が住む長野県小諸市に南高梅を植えました。霜の影響を受けたり、蜂が飛べる気温に問題があって受粉できなかったりして、最初は実がならないこともあったそうです。和歌山から農業指導に来てもらい、剪定や栽培の方法を工夫し、圃場選びなどで試行錯誤を重ね、10年かけてようやく確実に結実するようになったそうです。「長野県で栽培するのは難しい。今も苦労している。和歌山より収穫時期が一か月程度遅くなりますが、涼しい長野県でも南高梅がなることが分かりました」(吉澤さん)。

長野県産南高梅は次のステップへ

研究を重ねること10年、吉澤さんと仲間たちが植えた南高梅は1000本を超えます。最初に植えた木は大きく枝を広げ、幹も立派な太さになりました。現在は、1本の木から多くて40㎏の梅が収穫できるようになったそうです。生産の目途がつくようになると、事業化の可能性が見えてきます。そうなると量の確保が課題となります。研究により、標高700mまでの地域であれば栽培に問題ないことがわかっていたので、東信地域では比較的暖かい上田市古里地域で圃場を探していた吉澤さんに運命の出会いが待っていました。圃場の持ち主である清水富士雄さんです。清水さんは製薬会社に長年勤めていたこともあり、梅の効能に特に興味を持ちました。「会社を定年退職したころで、ゴルフ三昧で過ごすのもいいなぁなんて考えていたんだけど、南高梅と出会ってすぐに惹かれました。農業再生や六次産業化も、取り組む価値がある課題だと思いました」(清水さん)。そして、清水さんは「長野Ume」を設立。生産・加工・販売を通じて人々の健康に寄与することを目指して動き出しました。

南高梅の魅力

南高梅はアンズほどの大きさになります。長野県でよく見かける豊後梅と比べると、大きくて肉厚なのが特徴で、香りも格段に違うそうです。「自分はその香りだけでリラックスできます」と吉澤さん。梅干しを食べてみると、果肉の食べごたえと香り高さに納得します。寒暖差によるものなのか、本場・和歌山のものより皮が厚くてしっかりとした実がなるというので、加工にも向いているといえます。「長野Ume」のホームページから、この長野県産南高梅の予約注文を受け付けています。今年の梅干しは、長野県産南高梅で作ってみませんか? 南高梅は、花も豊後梅と違って大きく香り高いといいます。梅園が育つのも楽しみですね。

梅の効果

「梅はその日の難逃れ」と言われて、朝は祖母の梅漬けを食べて出かけていました。体に良いものとして人々に食べられてきました。昔から「体にいいもの」として迷信的に伝わってきた梅の効果は、現在、科学的に解明されてきたようです。「梅干しは強力な抗菌力を持ち、クエン酸で食欲増進や疲労回復、食欲不振や下痢などに抜群の効果があるようです。殺菌、解毒、疲労回復、老化予防など、素晴らしい働きがたくさんあります」(清水さん)。「うめは医者いらず」と言われてきたのも頷ける内容です。日本の伝統食『梅』について、知っているようで知らないことを広めていくことも、清水さんの大切な役割になりそうです。

将来の展望

これまでに生産してきた長野県産南高梅を使って梅酒を造った酒造場があります。ほかの梅よりも赤味がかった仕上がりが美しく、甘ったるくなくておいしいと好評だそうです。この南高梅でジャムを作っているお店でも評判は上々のようです。徐々にファンも増え、加工をしてくれる人たちも増えています。新たな果樹ブランドとして、長野県産南高梅の将来性も見えてきました。また、梅はほかの果樹よりも実のなるまでの期間が短いので消毒回数が少なくて済むこと、雑木だから生命力が強いことなどから、耕作放棄地対策にも向いているそうです。2014年には、上田市御嶽堂の御嶽神社に続く参道近くの土地を開拓、植栽を施しました。2〜3年後には、梅林が上田市の名所となるかもしれません。長野県産南高梅の未来は明るそうです。

長野県産南高梅を特産品に

梅干しは副食とはいえ、主食であるごはんに欠かせないものなので強い商品だと思います。何より、梅は健康にいいという大きな魅力を持っています。和歌山は梅の健康効果の研究も進んでいて、実際にどんな成分がどんな効果があるのか解明されてきています。会社を立ち上げるにあたり梅の効能を調べましたが、知れば知るほど広める意義を感じました。世界有数の健康・長寿の地域である長野県の豊かな風土で育まれた、伝統の健康食品「南高梅」は、世界に発信できる可能性を秘めています。「NAGANO」はオリンピックにより海外でも認知されている地名ですし、「Ume」は英語でも通じます。ゆくゆくはグローバルに展開できることを期待して、社名を付けました。
もともと糖度が高く果肉が厚い南高梅ですが、例えば“寒い地域だからこそより甘くなる”といった長野県産ならではの特徴を見つけ出し、食品加工の会社と連携して、この地域の特産品として広めていきたいです。夢に向かって歩み出したばかりの会社ですが、皆さんの健康を保つ手助けが出来れば良いと思っています。よろしくお願いします。

代表 清水富士雄

ホームページURLhttp://www.asama-de.com/nagano-ume
電話番号0268-75-5864
FAX番号0268-75-5874
郵便番号386-0005
住所長野県上田市古里1547−10清水貸住宅3号棟

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安藤建築設計工房

一級建築士:安藤政英

上田市郊外、塩田平にある古民家を再生し事務所を構えている安藤建築設計工房。「家族と住まい」という考えのもと、クライアントととことん話し合い「家族が主人公の家づくり」を目指しています。地域の自然環境に配慮し、優れた伝統技術を尊重し、住みやすく気持ちのいい住まいをつくることが一番大切だと考えています。

上田市郊外、塩田平にある古民家を再生し事務所を構えている安藤建築設計工房。「家族と住まい」という考えのもと、クライアントととことん話し合い「家族が主人公の家づくり」を目指しています。地域の自然環境に配慮し、優れた伝統技術を尊重し、住みやすく気持ちのいい住まいをつくることが一番大切だと考えています。

異色の経歴を経て建築の世界へ

「一級建築士」という肩書からイメージしていた堅苦しい人物象を、いい意味で裏切ってくれた安藤政英さんは、一風変わった経歴を持っていました。出身は岐阜県。高校の建築科で基礎を学んだ後、世の中を変えたいと社会派の劇団に所属。歌って踊って演じることに20代のすべてをかけました。公演で全国をまわるなかで、山が近くに見える風景と災害が少ない土地柄、子育てにいい環境が整っていると感じた信州を気に入り、結婚し退団した後に、松本の朝日村に移住。専門学校で木工を学び、卒業後、見識を広めるためヨーロッパへの一人旅を敢行。初の海外、語学に長けていたわけでもお金に余裕があったわけでもありませんでした。安藤さんの人柄が表れたエピソードです。2ヶ月かけてヨーロッパを一周し、町並みを見て建築の素晴らしさを感じ、建築への思いを新たにしたそうです。その後松本で、古民家再生の権威である降幡氏に直談判して事務所へ入所。10年余り在籍し、古民家再生や木造・新築などを手掛け、40代半ばになり、上田市で独立開業しました。

伝統建築への思い

上田市の郊外。塩田平の農村風景に溶け込む古民家が安藤さんの事務所です。土地の風土や暮らしの記憶が刻みこまれた古民家の姿を大切にしている安藤さんは、明治時代に建てられ、農家の倉庫代わりに使われていた「廃屋状態の空き家」を手直しして使っています。このイメージからか、とりわけ古民家再生に注目されることが多いですが、もちろん新築も手掛けますし、住宅だけでなく旅館や商業施設も高い評価を得ています。「施主さんの話を聞き、家づくりをすることが自分の仕事。手段としてリフォーム・再生・新築があるだけです。建築家として何ができるかを考え、結果として古い建物を利用するかしないか判断しています」。新築の物件でも木のぬくもりや伝統の工法が活かされ、民俗芸能主体の劇団に所属していた安藤さんらしい伝統を重んじる姿勢が貫かれています。

家族が主人公の家づくり

安藤さんが所属する「新建築技術家集団」は、1970年の創立以来、住む人・使う人の立場に立つ「生活派の建築創造、住民派のまちづくり」を掲げてきた団体で、施主との話し合いが濃いのが特徴です。「家は生き方や人生とタイアップしています。“安藤のかたち”というのはあるけれど、自分の作品という以前に、家の主役はそこに住む家族です。建物は住む人の姿が見えないといけません」。クライアントととことん話し、生活スタイルやその人の癖、子育ての仕方も配慮する。子ども部屋は隔離するのではなく、親が子どもの気配を感じられるようにする。その土地に実際立ってみて、光や風の向きを考慮しロケーションに合った家を提案する。「家の構造ひとつで、家族が心を病むこともある」と考える安藤さんは、自身の設計する家を「普通の家」と評しています。時流にのっとったものや、奇をてらった建築家の自己満足ではなく、住む人の人生に寄り添う、暮らしていて楽しい家にすることが最も大切だと考えているからです。

建築のプロだからできる提案

一般的に、最新鋭の機器をアレコレ取り入れた大きな家の方が建築費が上がり、設計料も高額になります。「人によっては、自分で建てる極小住宅(スモールハウス)でもいいと思うんです」などと提案してしまう安藤さんのような建築士さんは珍しいかもしれません。「家は思い出になる場所。小さい借家でも愛着が出てくるものですよね」。何棟も家を建てている建築士さんなのにこういった感覚を忘れていないことも嬉しく感じました。家は一生に一度の大きな買い物。毎日帰る場所。それだけに、安かろう悪かろうでは良くないし、逆にお金をかけたからといって自分にとっていいものになるとは限りません。でも、専門知識のない私たちにはその判断は難しいものです。流行の工法や設備をただ薦めるのではなく、住む家族にとって必要なもの不要なものをプロの目線で見極めて提案してくれる。正しい情報を教えてくれることが信頼を生んでいると感じました。安藤さんに設計を依頼したお客さんたちは、技術もさることながら、そういった姿勢に惚れ込んだのではないでしょうか

住まいづくりに思うこと

「本当に大切なものは目に見えない」。『星の王子さま』の一節です。建築でも同じことが言えます。私は、時流に流されず家族の暮らしをみつめて、何が大切かを考え、家づくり住まいづくりをしていきたいと考えています。家族は日々変化し成長していくものです。それに合わせて、住まいへの要求も日々変化していきます。住まいづくりは、家族がこれからどんな暮らし方を望み、もっと豊かに生活していくにはいいかを話し合う出発点ではないでしょうか。 初期の相談については、遠隔地の場合は交通費がかかりますが無料です。建築士は敷居が高いと思わずに気軽にご相談ください。

安藤建築設計工房 一級建築士:安藤政英

ホームページhttp://ando-sekkei.com/
電話番号0268-39-5963
FAX番号0268-39-5964
郵便番号390-1104
住所長野県上田市上田市前山384-3
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