森のバナナブレッド

今朝、バナナブレッドを焼きました。

スーパーのお値打ち品の中に黒くなったバナナを見つけたら「バナナブレッド」です。
胡桃などのナッツ類を混ぜ込んでも美味しいけど、
今回はかぼちゃの種とけしの実を上にトッピングして焼いてみました。
種系をのせると・・・とたん、森の動物たちが喜びそうなパンに見えてきます(笑)

「ぐりとぐら」のホットケーキさながらです。

豆乳にミントでさっぱりとした飲み物とよく合います。
ハーブティを豆乳と合わせてラテ風にするのがマイブームです。

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和久井ガーデンの四季4

” 和久井ガーデンの四季”のタイトルで我が庭の画像をいくつかアップしてきましたが、皆様いささか食傷ぎみではないでしょうか?

みんなが庭や植物に興味あるわけではないでしょうからね。

もう少しで終わりますのでもう暫らくお付き合いください。(といいつつなかなか終わらなそうな予感)

さて皆さんにとって庭っていったいなんでしょう。 

私は植木や石、草花や花壇があるものだけが庭だとは考えていません。その家なりの庭があっていいのだと思います。

洗濯物や収穫した作物を干す場所であったり、食事やお茶を楽しむ場所としてあったり、キッチンガーデンでハーブを育てたり、焚き火を楽しんだり

使い道は自由、築山や枯山水がなくても立派な庭なのです。

イスラムの庭園様式から派生したパティオ(建物に囲われた中庭)が西はスペインから中国、韓国にまで造られています。

私は仕事のない冬の間、東南アジアを含めこれらパティオ文化圏を主に旅していますが、この庭の使われ方は実に魅力的です。

これについては追々”バガボン和久井庭の旅” というシリーズで紹介しようかと考えています。

皆さんは家の外に与えられた空間をどんな風に創造していくかなど、考えることって楽しくありませんか?

こんなクリエイティブな作業を造園屋さんに任せてしまうなんてもったいなくないですか?

なんて、それで飯を食ってきた私が言うのもなんですが・・・・・・!

でも本当はそれぞれが、その家なりの居心地のいい空間を自分たちで造りだしていけばよいのです。

そうです!我々はもうお仕着せの大手ハウスメーカーやエクステリア業者に家や庭をまる投げするのはそろそろ止めようではありませんか!

最近の住宅展示場のモデルハウスやエクステリアって見たことありますか?

高いローンを払って本当にほしい家や庭って正直ありますか?

周りの自然や里山風景に違和感なく同化する美しい家や建築物はは本当に少ないようにおもいます。

いつごろからでしょう、我々を取り巻く日本の風景というものがこんなに美しくなくなってしまったのは。

ガーデニングブームといわれていますが、プランターや花壇をどれほどキレイに飾ってもその背景となる景色が美しくなければ本物とはいえません。

イングリッシュガーデンが美しいのは周りの風景もしっかり絵になっているからなのですね。

日本庭園には”借景”(自然の風景を庭に取り込む)という素敵な技法があります。

しかしながら問題は、取り込みたくなるような美しい里山風景が我々の周りから急速に失われつつあることです。

古来からどの文化にも劣らぬほど、美というものに対して繊細な意識をもっていたはずの我々日本人は、いったい何処にそれを置いてきてしまったのでしょうか?

しかもこの僅20~30年余りの間に。

え~と!もうこの際ですから(どのサイなんだ?) ちょっと脱線して、我が家の周りでどのように風景が壊れていったのか、題して”残念な風景”VOL,1

というのをここでお見せすることにしました。何か問題あるかな~?

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 以前は何もないそれなりに美しいため池でした。

ある時からマナーの悪いバスフィッシャー来るようになったため、村人らが鉄条網を張り、ついでに廃材を持ち寄り

つりクラブの拠点を作り、このような有様になりました。

私はね、廃材が良くないと言ってる訳ではないの、私自身ハイザイオジサンなんていわれてるくらいですから

ただこういう場所に使っていい、正しい廃材とそうでないものがあるということをいいたいわけなんです。

解るかな~?

ちなみに電話ボックスは釣竿を入れておくためのものだそうです。

これをシュールといえばそうなのかもしれない?

でもこの場にシュールリアリズムはいらない!残念度4!(国際景観監視委員会調査)んなもんあるんかい?

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 桜が美しいだけに余計かなしい。残念度3!

これやったのね、同じ部落の仲良しつりクラブの人のいいオジサンたちなんですよ。

皆さんボランティアで頑張ってやったんですから!

新参者の私がこの人達に、こいうのどうにかならない?なんて言えますか?皆さんならどうしますか?

今はこの有刺鉄線にビニールマルチの残骸が引っかかってもっと凄いことになっています。

風で飛ばされてくるいろんなゴミ、私の目に付くところは拾ってますが、拾いきれるものではありません。

残念ながら多くの人達は、このように景色が壊れていくことに対しては殆んど無関心なようです。

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 風景に同化しない物、それは土に還らないものである。残念度3!

電柱を地中化しろとまではいいませんが、背景の山々が美しいだけにこのギャップが痛い!

ブルーシートどうにかしてくれ!

他に変わるものないから仕方なく使ってしまうのだが、せめてこの色だけでもなんとかならないのか!

ブルーって風景にもっとも溶け込みにくい色ではないだろうか?

この問題いったい何処から攻めたらいいのか、皆さん一緒に考えてみませんか?

深い緑色とかこげ茶色ならどうでしょう。これ作ったら売れるんじゃないかな?誰か商売始めませんか!

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収穫した飼料などをブルーシートで覆うため、重しに使う古タイヤが放置されている。

ここから富士山も見える眺望ポイントである。残念度4!

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 自分の敷地ならなにを置いてもいいのか?残念度4!

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猫一匹通ることのない 地下歩道入り口、こんなものにいったい幾らかけてるんだろう。

我らの税金を使った醜悪な無駄使いとしかおもえない!残念度5!

このシリーズやりだすとキリがなく、どんどん滅入ってくるのでもうこのぐらいにしておきます。

それにしても我が家からわずか数分でこんな見事な風景が撮影できてしまうなんて。涙、涙(絵文字ができないオジサン)

世間では信州の風景がまるでブランドのように謳われているけれど本当にそうであろうか?

小諸在住で友人のドイツ人、ヘンドリックさんは、東北や富山の方がまだ正しい田舎風景が残っていると言っています。

よく散歩する千曲川近辺がゴミだらけなのをいつも嘆いています。私も同感です。

我らはいつのまにか信州ブランドなどという幻想に胡座をかいていい気になってはいないだろうか?

 

というわけで今回はついつい血走ってしまい、和久井ガーデンの四季からあらぬ方向に脱線してしまいました。

でも我が庭だけが美しければ回りはどうでもいい、というのはいかにも貧しい、単なるお庭自慢、手前ガーデンで終わってしまいます。

え! そうじゃなかったの? といわれればそうともいえます。イヤそういう部分もあります。(正直なボク・・・・シュン)誰か絵文字入れてくれ!

しかし還暦を幾つか過ぎたこのごろの私は、今真剣に悩んでいます。

このままストレス(周辺の残念な風景)を抱えながら縁あって与えられたこの場所を終の棲家として、住み続けるべきか?あるいはまた新天地を求めて幌馬車隊を組み

和久井ガーデン移住計画を断行すべきか?二者択一を迫られています。

しかも自称フェミニストの私はこの重要な決断を独断しようとはせず、常にパートナーである妻の意見を尊重しつつ進めているので

容易にに結論が出ません。

もっともこの問題は今に始まったわけではなく、いくつもの新天地候補を私に付き合って見せられてきた親しい友人達からは

あ~! あれはホラ!和久井さんのいつもの病気ですから! と冷たくあしらわれている始末です。(涙・涙)

誰も私の深い悩みを理解してくれません・・・・・・・!"Nobody knows the trouble I’ve seen"というゴスペルあったよね!

あ~!ゴメン!つい私の音楽ジャンルの幅の広さをひけらかしてしまって。

 

申し訳ありません! コラムメンバーの皆様! 格調高い皆様のコラム欄を一人レベルダウンしているのは私です。自覚していますハイ。

次回は気を取り直して和久井ガーデンの四季VOL5(咲き誇る宿根草・美の饗宴)ホントカヨ?お送りする予定です。

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柳家小ゑん

写真は東京上野鈴本演芸場の楽屋でのショット。
僕みたいに東京生まれ育ちって言っても目黒辺りの出身なので上野とか下町行くと、ちょっと自分でもよそ者感覚ではあります。
写真中央が落語家の柳家小ゑん師匠。小ゑんさんとは実は高校の同級生。天文系やおでんの具とか、今や独特の新作ネタでオリジナリティあふれる作風を築いた噺家である。彼の師匠は柳家小さん。
彼は高校の時はオーディオオタクでありジャズ愛好家。武蔵工大(今は確か首都大学とかに名前変わった)で電気工学とか勉強してた理工科軽の落語家。しかし今ではどこから見ても落語家っていう風情になっているのが流石だなって。そしてこの日の題目も秋葉原に通った電気少年である自らを重ねあわせながら30分たっぷり聴かせていただいた。笑った、素晴らしかった。ネタの独自性もただただ関心するばかり。
しかしこの楽屋。こんなところにお邪魔していいのかなっていう場所でもある。きっとお笑いの歴史に名の残る巨匠落語家たちが出入りした聖地みたいな場所なんだろうなって・・・ちょっと感動もんでした。
その後恵比寿で仲間と飲み会。小ゑんさんはほんとジャズとかもメチャ詳しいし、いろんなことにすごいこだわりある奴ではあります。
ところで小ゑんさんの右横の女性はTBSラジオの交通情報でおなじみのフリーアナウンサーの阿南京子さん。
僕はよくTBSラジオ聴くので、え~っ!あの交通情報の阿南さん!もう何十回も何百回も聴いてるじゃかないのかあ、阿南さんの声。その右はヴェンタイン蟠龍寺スタジオの児島さん。児島さんにも随分お世話になっている。前列左は長年雑誌アンアンの美術ディレクションを担当していた住井君。後列の帽子男が私。僕の隣は中国の産業などの取材豊富なライターの鈴木尚人君。

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桜の季節あれこれ

2月はひとつ映画音楽の作曲を終え、同時に進行しているもうひとつの映画音楽のほうに重点を置いて作曲中!その間、別のCM、テレビ番組の音楽の仕事も平行している。

ところで東京に来るといろんなものが変わっていく。
実家のある中目黒はここ10年ですっかり目黒川の桜の名所になり、駅改札から目黒川周辺はまるで原宿のような感じのひとだかりになる。中目黒の交差点にも「目黒川はこっち」というような看板を持った方が誘導したりしている。いやいや凄いことだ。
ここの長所はなんといっても都会のど真ん中のおしゃれな場所にある桜ということ。広々した広場とかは全くないのに、目黒川沿いの両側の道をただ歩き桜を楽しむ。そしてその周辺にあるおしゃれな店でのショッピングや食事を楽しめる場所ということだろう。

また東急東横線の渋谷駅が地下になり地下鉄副都心線と繋がった。いやいやこれって一大事件!
渋谷のあの東横線のホームに何十年も慣れ親しんだ世代、ほんとうに寂しい気もする。
キャスターの久米宏さんがラジオで「1960年代辺りにこういうことがあったら、こうやって日本はどんどん新しく変わっていくんだって、ワクワク感あったけど、今はそれがなく、もうついてけねえ!」と、まあ冗談っぽくではあるが言っていた。

副都心線は東武東上線とも繋がっているので埼玉から渋谷、自由が丘、横浜がひとつの線で繋がる。便利になったのだが、渋谷駅は地下5階なので乗り換えに時間かかり、中目黒から渋谷の、例えば東急ハンズに行こうと思ったら、前より時間かかることになる。
でもまあ久米さんじゃないけど、しようがない、ついてけねえ!デス。

それからそれから小田急線の下北沢駅がやはり地下化された。この辺り小田急は地上を走っていたのが地下化されて踏切が無くなった。演劇や音楽を目指す若きアーティスト、学生街の下町的な雰囲気が残る下北沢も再開発でなんか昭和なムードがほぼ無くなってきてしまう。

うってかわって写真は京都の「哲学の道」の桜。4月4日たまたま仕事で京都に。祇園や四条河原町など凄い賑わい。桜の季節の京都がこんなに凄いとは知らなかった。
「哲学の道」もたくさんの人で小道が溢れていた。
1990年代にJR東海「そうだ京都行こう」のTVCMで「哲学の道」の映像に音楽をつけた。
もう何度も歩いたことあるのだが、さすがに桜の季節は来た事なかったが偶然にも桜真っ盛りの時期に出くわした。とにかく京都の桜は艶やかで華やかで名所もたくさんあって流石!としかいいよがない。祇園甲部歌舞練場での「都をどり」、上七軒歌舞練場での「北野をどり」を鑑賞、京都の素晴らしき日本の文化を堪能した日々だった。

 

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4月になりました♪

つい先日、東御市の多目的レストラン饗神楽(きょうかぐら)さんで尾崎亜美さんのコンサートがありました♪

旦那さんの小原礼さんのベースと尾崎亜美さんのふたりで構成された世界は落ち着いた大人の雰囲気です。
なつかしい歌がたくさんあって、
キュートさも昔と全然変わらなくて、
口づさみながら聴いたのでした♪
小原礼さんはサディスティックミカバンドの初代ベースでしたね。

お昼に散歩してたら東御市の桜、咲いてるところがありました。
こぶしの白い花も咲いて。
道ばたにナズナもびっしり。
先日、友だちが作ってきてくれた「ナズナのお浸し」、美味しかったなぁ。
道ばたのナズナは小さくて、採るのも下ごしらえも大変だっただろうなぁ。
大きな口でばくぱく食べたワタシって、いったい・・。
知らないってことは恐ろしいわ、とか何とか思いつつ春の一日もそろそろ夕暮れに突入です。

午前中に焼いたおからのケーキ、マクロビ生活のうちでは大絶賛。

うちでは「美味しい〜っ」とか言いながら食べるんです、本当に。
で、食べ終わって「でもこれってみんなはどうなんだろう?」
と素朴な疑問が(笑)
「おからだからね」と念を押して食べてもらうことになってしまうのは仕方のないことなのかも。
バターも卵も砂糖も使わず、油も使わず焼いたケーキと聞けばそんなに期待はないと思うのですが、
こってり濃厚なケーキを想像すると違うかも知れないなぁ。
甘みは甘酒で、油は使わないけどアーモンドプードルでコクを出してます。
ケンケンは玄米水飴とかもち米飴をとろりとかけて「うまいっ!」
毎度、私の作るマクロビオティックのお菓子は彼のリアクションに助けられています(笑)
作った甲斐があります。

写真のお皿は二日ばかり前に吉祥さんからいただいたもの♪

ちらり見える達磨の水墨絵、吉祥さんのお父さん名立帰山先生の絵です。
「起き上がる日本」という震災支援トレーなのです。

名立帰山先生のアトリエにお邪魔した時のことはまた書きたいなぁ。

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